外壁からの雨漏れについて
外壁塗装をすると建物が新築のように綺麗に仕上がりますが、建物に付随する全ての建材を塗装するとは限りません。ほとんどの建材は、塗装をすることで経年による劣化から守り、耐用年数を延ばすことができます。では、塗装をしなくてもいい建材とはどのようなものでしょうか。塗装不要な建材に塗装するどうなるのか。今回は塗装不要な建材について解説していきます。
塗装が不要な建材の素材とは
・ステンレス製
・アルミニウム製
・銅製
・粘土製
・タイル、レンガ
これらの素材は錆びが発生しにくく、耐食性があるため塗装をしなくても長期的に屋外で使用できる素材です。
建材はどの部分で使用されているか
・窓枠
・雨戸
・戸袋
・シャッター、シャッターボックス
・屋根
・外壁
上記は、主に塗装不要な素材の建材が使われていることがあります。しかし、同じ建材であっても素材が木製、スチール製、塩ビ銅板、プラスチック製などであれば、塗装をしなければ経年劣化により破損や腐食が起こり、交換が必要になる場合があります。
塗装不要な素材の建材に塗装するとどうなるか
・塗料の早期剥がれ
塗装が不要な建材は、塗装が必要な建材に比べて表面が滑らかであるため、塗料の密着性が低くなります。これにより、塗膜の剥離や割れのリスクが増えます。
・色むらが出やすい
塗膜が密着しづらい場合、色の変化や不均一な塗装が生じやすくなります。これにより、建材の外観に色むらができ美観を損なう可能性があります。
・メンテナンスの困難さ
塗装が不要な建材に塗装を施すと、メンテナンスが困難になる可能性があります。塗装をしてしまったが故に通常の塗装とは異なる特殊なケアが必要になるリスクがあります。
まとめ
いかがでしたか。建材の素材によっては無理に塗装すると数年で剥がれてしまい、かえってトラブルの原因になる場合がありますので注意が必要です。届く範囲ならDIYで塗装をされる方もいらっしゃいますが、素材の判断がつかない場合は業者にしっかり確認してもらい、可能な範囲でメンテナンスをしてもらうことをお勧めします。
ただし、塗装が必要な素材のものであっても、素材ごとに塗料選びは慎重に行う必要があります。