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林照剛

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林照剛(はやしてるたけ) / 1級建築施工管理技士

株式会社ラディエント

コラム

超低汚染塗料リファインについて

2023年12月4日 公開 / 2023年12月5日更新

テーマ:外壁塗装の豆知識

コラムカテゴリ:住宅・建物

外壁建材や立地環境にもよりますが、築年数が経つと経年劣化とともに汚れの付着は避けることができません。
ずっと使い続けるお家をできるだけ長く綺麗に保ちたいと思われる方がほとんどだと思います。
そのため、様々な塗料メーカーによって低汚染塗料が販売されています。低汚染機能は、付着した/汚れが雨水によって流され外壁への定着を防ぐ特徴があります。
今回は、弊社でも扱っている超低汚染リファインについてご紹介していきます。



超低汚染リファインシリーズの特徴

無機成分を配合

無機成分とは紫外線によって分解されない性質を持つ物質です。無機成分が主成分であるガラスは表面がきめ細かいので、汚れが表面についても簡単に洗い流すことができます。超低汚染リファインシリーズが汚れにくいのは、ガラスが汚れにくいのと同じで、無機成分を配合することで塗膜がきめ細かくなり、汚れが付着しにくく汚れが付着したとしてもガラスのように簡単に洗い落とすことができます。
このように無機成分が持つ緻密性、親水性のおかげで長期的な美観を保つことが可能になっています。


劣化原因のラジカルを制御

塗膜の劣化が進むイコール、塗膜の撥水性が低下し徐々に汚れが定着しやすい状態になります。塗膜の劣化原因になる紫外線を受けると、ラジカルと呼ばれる劣化原因が発生します。このラジカルは、塗料の主成分の樹脂の結合を破壊し、塗膜の劣化を促進させます。超低汚染リファインは、このラジカルが発生しにくいラジカル制御型白色顔料を採用しています。そのためチョーキング現象(壁に触れると白い粉が付く劣化症状)が出にくくなります。


高耐候性

塗膜の最大の劣化要因である紫外線に対し強い耐性を発揮します。
超低汚染リファインMF-IRは、無機成分配合のフッ素樹脂(高耐候樹脂)の採用により耐候性を向上させています。
また、一般的なフッ素樹脂は成分同士の結合が弱い箇所があるためそこから劣化が進行していまいます。それに対して超低汚染リファインは、完全交互に結合型フッ素樹脂を採用し高耐候性を実現しています。
促進耐候性試験(キセノンランプ式)の結果、MF-IRの期待耐用年数は約20~24年、Si-IRの期待耐用年数は約15~18年という結果が出ています。


遮熱性・遮熱保持性

優れた遮熱性により近赤外線を効果的に反射し、室内温度の上昇を抑え生活環境を快適にします。
特殊遮熱無機顔料の使用により、温度上昇の主要因となる近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成します。
さらに、一般の遮熱塗料は経年とともに付いた汚れが熱を吸収するため、徐々に遮熱効果が低下してしまいます。
ですがリファインシリーズは、塗膜表面が汚れにくい超低汚染性を持つ塗料であるため、汚れによる熱の吸収を防ぎ、長期間経過しても一般の遮熱塗料よりも遮熱性能を発揮し続けつ遮熱保持性が高いといえます。


このように、一般的な塗料と比べてみると超低汚染リファインシリーズの方が美観が長く保たれるので、いつまでも新築のような気分で、過ごしていただけると思います。

この記事を書いたプロ

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