外壁塗装の付帯塗装とは
塗装工事の施工中、ご近隣の方から「塗装って絶対必要なの?」「塗装で家を綺麗にするお金があってうらやましいわ」「多少の汚れや、ひび割れくらい大丈夫よね?」「外より家の中はあちこち綺麗にしたいけど..」などお話しすることがあります。私自身もこの業界に入る前は似たような感覚でした。しかし、塗装の役割を知ると建物を維持していくために非常に重要な工事であると理解が深まりました。やはり快適に生活するには屋内の環境は誰もが重要だと感じますが、長期的に安全で快適な住まいにするためには、屋根や外壁を健康に保つことが重要になります。
今回は塗装をしないと起こる問題と、塗装のタイミングについて解説していきます。
塗装をしないと起こる問題
屋根材、壁材が劣化する
雨漏りの発生
ひび割れが発生し出すと雨水が浸入します。侵入した雨水が屋根や壁材下の木材を少しずつ腐食させ、最終的に屋内に雨漏りしてしまいます。
カビが発生する
湿気が侵入しやすい状態が続くと、屋根や壁内の板にカビが発生します。カビはアレルギーなどの病気を引き起こす原因にもなりますので、健康的な生活を害するリスクが高まります。
腐食部の修繕費用がかかる
腐食した建材と、雨漏りした屋内側の修繕費用がかかってきます。場合によっては家具や電化製品も故障する恐れもあります。
シロアリの発生
雨水が続くと、柱や床の木材が湿った状態が続きます。水分を多く含んだ木材はシロアリの大好物なため、住み着きやすくなります。
屋根や外壁表面に汚れが付着・カビや苔や藻の発生
屋根や外壁の表面は、塗料の塗膜防水によって保護されています。経年劣化によりこの塗膜防水機能が低下してきます。その状態になると汚れなどが雨水で流れにくくなるためどんどん定着してきます。カビなどは根を張り塗膜の劣化をより促します。
塗装が必要なサイン・タイミング
汚れが目立つ
色褪せ
チョーキングの発生
ひび割れの発生
建材の反り返り
目地の劣化
金属部のサビ
木部の塗膜剥がれ
いかがでしたか。外壁や屋根の必要なメンテナンスを後回しにするほど、建物は深刻なダメージを受けてしまうので安全で健康的な住まいとはいえない状態になってしまいます。新築から約10年前後、または前回の塗装から10年前後辺りに点検を行い、色褪せや、チョーキングが発生し始めたら塗装でメンテナンスすることをお勧めします。これ以上の劣化が進行する前にお手入れすることで、長期的に健康的で長寿命な住まいを保つことができます。