遮熱と断熱の違いは?外壁塗料選びのコツ
遮熱塗料は名前通り「熱を遮る」塗料のことですが、その効果やおすすめの塗料をご紹介したいとおもいます。
塗料について
みなさんは「塗料」が何でできているかご存知でしょうか。
水性塗料、油性塗料という言葉をお聞きになったことがおありでしょう。あれは塗料の成分を何で溶かしているかを表すものです。
塗料の成分を水で溶かしているものを水性塗料。塗料用シンナーなど油性のもので溶かしているのであれば油性塗料ということになります。
次に塗料の成分ですが、塗料は「①顔料と呼ばれる着色料」「②塗膜を作って壁を保護する樹脂」「③光沢を出すための添加剤」、この3つから作られています。
塗料を分類する際、大事なのは「②塗膜を作って壁を保護する樹脂」が何かで、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素に大別されています。
いまはシリコンが主流
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素のうち現在最も多く使われているのはシリコンで、シリコン系塗料が主流です。その理由は次のようになります。
●アクリル塗料は、価格の安さがメリットですが、耐久性に問題があるため最近ではあまり使用されなくなっています。
●ウレタン塗料は、アクリルに比べれば耐久性は良く、また、価格もそう高くはないことから、いまも一般的に使われています。しかし、耐久性の面ではシリコンにはかないません。
●また、フッ素塗料は、見た目も美しく高級感がありますが、ネックになるのは高価格という点です。ただ、その性能の高さは塗料の中でも最高クラスで、東京スカイツリーに使われるほどです。
●シリコン塗料は、アクリルやウレタンに比べ耐久性に優れており、フッ素に比べコストパフォーマンスが良い塗料です。短い期間で塗り直しが必要になることはありませんから、シリコン塗料は長い目で見るとお得ということになります。
おすすめの遮熱塗料
さて、塗料の世界は日進月歩です。セラミックを配合することで、従来にはない遮熱性を有した塗料が開発されてきました。その一つがいま注目を集めている遮熱塗料です。
遮熱塗料は大きくセラミック系と顔料系に分けられますが、大半はセラミック系塗料です。しかし、セラミック系塗料は、正確にはセラミック配合塗料と言った方が良いでしょう。なぜなら塗料には「セラミック」という分け方はないからです。
このセラミック配合塗料は「多孔質セラミック塗料」と「無孔質セラミック塗料」に分類されます。違いは文字どおり孔(あな)のあるものないものの違いです。
家を守る耐久性と遮熱性を併せ持つ塗料として、私どもラディエント一押しの塗料は「ガイナ」です。
ガイナは、JAXA(ジャクサ)宇宙航空研究開発機構がロケット打ち上げの際、ロケット先端部を高熱から守るために開発した技術を、日進産業が応用し開発した塗料です。
夏には太陽光の熱を遮り、また、冬には暖房をつけるとすぐ暖かくなり、その温かさを保ちます。つまり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるという優れものです。多孔質、無孔質の違いで言えば「多孔質セラミック塗料」に分類されます。
遮熱塗料のうちでも「無孔質セラミック塗料」の代表は「アドグリーンコート」でしょう。日本中央研究所が開発した塗料で、ヒートアイランド対策のために設計されました。
太陽光を反射させるだけではなく、遮熱により反射しきれない熱を排熱し「熱ごもり」を解消する機能を持っています。排熱効果が高い「冷めやすい」塗料です。
遮熱塗料として、もう一つ、ぜひ知って頂きたいのが「アステックペイント」です。
これは紫外線の強いオーストラリアで開発された外壁・屋根塗料で、塗るだけで屋根の表面温度を20~30℃も下げることができます。そのため室内へ侵入する熱をぐっと下げることができます。
外壁塗装で失敗しないために
外壁塗装で失敗しないためには、地域密着型の塗装業者を選択することが大切です。
なぜなら、最善の外壁塗装、特に遮熱塗料を使う場合は、四季の日当たりなどその地域の特性を熟知している必要があるからです。そして、塗装や塗料の説明、見積り・施工・アフターフォローまで一貫して良い仕事をしなければ、長く地域の皆様の信頼を得ることはできません。
私どものホームページには多くのお客様の声を掲載させて頂いています。大変ありがたいお言葉を頂戴し感謝にたえません。また、ビデオ動画にも多くのお客様にご出演頂き、ガイナ塗装後の冬、「ぬくなった感じする」とおっしゃって頂いたり、「ご近所がみんなやっているのだから、信用ができる」と言って頂いたり、本当にうれしくおもっています。
動画の最後にはCMもございます。外壁塗装をお考えであれば、私どもラディエントにお気軽にご連絡下さい。