病院で葬儀社を紹介されたら?大阪でその場で決める前の確認手順

山田泰平

山田泰平

テーマ:葬儀の知識



病院や施設でご家族が亡くなられた直後、「葬儀社はお決まりですか」「紹介しましょうか」と聞かれることがあります。深い悲しみの中で、早く決めなければ迷惑をかけるのではないか、紹介されたところに頼むのが普通なのではないか、と感じる方も少なくありません。

病院で葬儀社を紹介されても、その場で葬儀全体を契約する必要はありません。まず必要なのは、故人様をどこへ安置するか、誰が連絡窓口になるか、費用や内容を確認できる時間を確保することです。

この記事では、大阪で病院・施設から葬儀社を紹介された時に、断ってよいのか、何を先に決めるべきか、見積もり前に確認したいことを整理します。既存の「病院から紹介された葬儀社に頼んでよいか」というテーマと重なる部分はありますが、今回は亡くなった直後の30分から数時間に絞り、搬送・安置・契約を分けて考える手順を中心にします。

  • 病院紹介の葬儀社は必ず契約する相手ではない
  • 急ぐのは搬送先と安置先の確認
  • 葬儀全体の契約は見積書と説明を見て判断
  • 家族の連絡窓口と決定権者の整理
  • 迷った時の消費生活センター等への相談


結論:紹介を受けても「搬送」と「葬儀契約」は分けて考える


病院や施設で葬儀社を紹介された場合でも、紹介を受けたことと、その葬儀社へ通夜・告別式・火葬まで一式を依頼することは別です。病院側は、ご遺体を長時間安置できない事情や、次の受け入れ準備の都合から、搬送先を早く確認したいだけの場合があります。

まず決めるのは「どこへお連れするか」であり、「どのプランで葬儀をするか」ではありません。

たとえば、自宅へ安置するのか、葬儀社の安置施設へ預けるのか、親族が集まりやすい地域へ搬送するのか。この判断は急ぎます。一方で、祭壇の内容、会葬人数、料理、返礼品、宗教者への対応、式場の規模は、安置後に落ち着いて打ち合わせできます。

親御様が危篤の段階で葬儀社へ何を伝えるかを整理したい場合は、親が危篤の時、葬儀社には何を伝える?搬送・安置・費用確認の準備も参考になります。今回の記事では、危篤後ではなく、病院で死亡確認を受けた直後の判断に絞ります。

病院紹介の葬儀社に搬送だけを頼めるか、搬送を頼むと葬儀全体の契約になるのかは、会社ごとに扱いが異なります。必ず「搬送のみの場合の費用」「安置だけの場合の費用」「葬儀一式を頼む場合の見積もり」を分けて聞いてください。口頭だけで進めるのではなく、書面やメール、写真で控えを残しておくと後の誤解を防げます。

病院で最初に聞く三つのこと


病院で気持ちが動揺している時に、葬儀社の名前や金額を次々に聞いても、正しく判断できないことがあります。最初は質問を三つに絞ると落ち着きやすくなります。

確認するのは「いつまでに搬送が必要か」「死亡診断書はいつ受け取れるか」「家族が選んだ葬儀社へ連絡してよいか」の三点です。

  1. 搬送が必要になる時間の目安
  2. 霊安室や待機場所の利用可否
  3. 死亡診断書の受け取り時間
  4. 病院紹介以外の葬儀社へ連絡する可否
  5. 夜間入口や搬送車の停車場所


死亡届の手続きでは、死亡診断書または死体検案書が重要になります。法務省の死亡届案内では、死亡の事実を知った日から7日以内の届出などが示されています。実際の提出先や受付時間、火葬許可証の扱いは自治体で運用が異なるため、提出先の市区町村または葬儀社へ最終確認してください。

死亡届と火葬許可の流れを先に把握したい方は、死亡届は誰がいつ出す?大阪で提出先・期限・火葬許可まで迷わない手順で詳しく整理しています。病院では、まず診断書をいつ受け取れるかだけ分かれば、次の手順に進みやすくなります。

大阪市内の病院では、夜間や早朝に亡くなられることもあります。医師の説明、看護師からの私物返却、会計、死亡診断書の作成、霊安室への移動が同時に進むと、家族だけで判断するのは大変です。「葬儀社を決める前に、家族へ一本電話します」と伝え、数分でも相談時間を取ってください。

紹介された葬儀社へ聞く費用と範囲


紹介された葬儀社へ連絡する場合でも、最初から「お願いします」とだけ言わないことが大切です。まずは、依頼する範囲を言葉にします。「病院から自宅までの搬送だけ」「安置施設で一晩預かってほしい」「葬儀全体の相談もしたい」では、費用も責任範囲も変わります。

電話では、搬送費、安置料、ドライアイス、夜間料金、キャンセル時の扱い、葬儀一式を依頼しない場合の費用を分けて確認してください。

国民生活センターは、葬儀サービスに関する相談が年間900件前後で推移し、費用が想定を上回るなどの料金トラブルが多いことを注意喚起しています。消費者への助言として、葬儀社との打ち合わせは親族や第三者など複数で行うこと、見積書を必ず受け取って明細を確認することも示されています。急な場面ほど、口頭の総額だけで決めない姿勢が必要です。

葬儀社との打ち合わせで持参するものや確認リストは、葬儀社との打ち合わせに持っていくものは?大阪で慌てない確認リストも参考になります。病院での電話では完璧に決めようとせず、安置後の打ち合わせで見積書を確認する流れを作りましょう。

注意したいのは、「今すぐ決めないと困ります」「このプランしかありません」と急かされる時です。もちろん病院を出る時間には制限がありますが、搬送先の確認と葬儀全体の契約は別の話です。違和感があれば、家族へ共有し、別の葬儀社にも電話して構いません。大阪市内であれば、複数の葬儀社が24時間対応しているため、比較する余地はあります。

  • 搬送だけの費用
  • 安置施設の一日あたり費用
  • ドライアイスや処置費用
  • 夜間・早朝対応の追加費用
  • 葬儀一式を頼まない場合の扱い


家族内で決める連絡窓口と保留事項


病院で混乱する原因の一つは、家族それぞれが別々に電話を始めることです。長男が葬儀社へ、配偶者が親族へ、別のきょうだいが寺院へ連絡し、情報が行き違うと、日程や費用の判断がぶれます。

最初に決めるべき家族内の役割は、葬儀社と話す人、親族へ伝える人、費用や契約を確認する人の三つです。

一人っ子や遠方の家族が中心になる場合でも、すべてを一人で抱える必要はありません。病院の外に出て電話できる場所を確保し、「今は搬送先だけ決める」「式場やプランは安置後に相談する」と家族へ共有します。喪主が誰になるかを急いで確定できない場合も、連絡窓口だけ先に決めれば進められます。

葬儀日程が火葬場や親族予定で決まりにくい時は、葬儀の日程が決まらない時は?大阪で火葬場・安置・親族予定を調整する順番を後で確認すると整理しやすくなります。大阪市立斎場を利用する場合も、利用条件や受付は大阪市公式サイトや葬儀社で最新情報を確認してください。

保留してよいこともあります。祭壇の大きさ、料理の人数、返礼品の数量、弔電や供花の扱い、遺影写真の最終決定、会葬礼状の文面などは、安置後の打ち合わせで整えられます。病院で決めるほど焦っている時は、判断が高額な契約や不要な追加につながりやすいため、「後で見積書を見て決めます」と言える項目を残しておくほうが安全です。

まとめ


病院で葬儀社を紹介されると、その場で決めなければならないように感じます。しかし、家族が選ぶ権利を失うわけではありません。必要なのは、病院を出るための搬送と安置を整え、その後に葬儀の内容と費用を確認する順番です。

  • 病院紹介の葬儀社に必ず頼む必要はない
  • 搬送先と安置先は早めに確認
  • 葬儀一式の契約は見積書を見て判断
  • 費用、追加料金、キャンセル時の扱いを記録
  • 不安な時は家族や消費生活センター等へ相談


大阪セレモニーでは、病院や施設で亡くなられた直後の搬送、安置先の相談、葬儀形式の整理まで、ご家族の状況に合わせて一つずつ確認しています。紹介された葬儀社にそのまま頼むか迷う時も、まずは「今、何を急ぐべきか」から落ち着いて分けて考えてください。慌ただしい時間ほど、ご家族が納得できる順番で進めることが大切です。

病院や施設で亡くなった直後の搬送から安置、葬儀までの全体像は、大阪セレモニー公式サイトのお葬式の流れでも確認できます。

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀業)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで10000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスを心がけています。

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