その小物、実はNGかも!? 葬儀の服装、細かすぎるマナー【完全版】

皆様、こんにちは。
株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
家族葬や近親者だけの葬儀が増える中で、「供花(きょうか:葬儀に供える花)を辞退したい」というご相談をいただくことがあります。
「小さな式場なので花を置く場所が少ない」
「香典も供花も辞退して、身内だけで静かに送りたい」
「会社関係から届くと、親族間でお礼の対応が大変になる」
このような事情は珍しくありません。ただ、供花は故人様への弔意を表すものですから、伝え方を間違えると、相手の気持ちを拒んだように受け取られることがあります。
今回は、葬儀で供花を辞退したい時の伝え方、案内文の書き方、すでに届いた場合の対応を整理します。
- 供花辞退は失礼ではないが、理由と表現に配慮が必要
- 案内文には「ご厚志はありがたく存じます」の気持ちを入れる
- 香典、供花、供物、弔電をどこまで辞退するか事前に統一
- すでに届いた供花は無理に返さず、葬儀社と扱いを相談
結論:供花辞退は「相手の厚意への感謝」と一緒に伝える
供花を辞退すること自体は、失礼ではありません。家族葬、直葬、小規模な一日葬、会場スペースの都合、故人様の希望など、事情によっては辞退したほうが葬儀全体を落ち着いて進められることもあります。
大切なのは、「いりません」とだけ伝えないことです。
供花辞退は、相手の弔意を否定する言葉ではなく、ご遺族の葬儀方針として丁寧に伝えることが重要です。
たとえば、「誠に勝手ながら、御供花の儀は固くご辞退申し上げます」と書くだけでも意味は伝わります。ただし、近しい親族や会社関係には、少し言葉を添えて「お気持ちはありがたく頂戴しております」と伝えると角が立ちにくくなります。
家族葬で参列範囲や香典の扱いまで迷う場合は、家族葬はどこまで呼ぶ?親族範囲・友人への案内・後から揉めない伝え方も参考になります。供花だけを切り離さず、葬儀の案内全体で考えることが大切です。
1 供花を辞退する主な理由
供花を辞退する理由は、ご家庭によってさまざまです。代表的には次のような事情があります。
- 家族葬で式場の規模が小さい
- 故人様の希望で簡素に見送りたい
- 香典や供物も含めて返礼対応を減らしたい
- 親族間で供花の名札順や金額差を気にしたくない
- 会社関係や取引先へのお礼対応を統一したい
供花は祭壇まわりを華やかにし、故人様への想いを表す大切なものです。一方で、送り主の名前をどう並べるか、親族の誰から受けるか、後日どのようにお礼をするかなど、実務上の確認も発生します。
供花を受けるか辞退するかは、見た目の問題だけでなく、会場の広さ、親族関係、返礼の負担まで含めて決める必要があります。
葬儀費用の見積もりでも、供花や祭壇装飾は追加費用に関係することがあります。費用面も含めて不安がある場合は、家族葬の見積もりで確認すること|追加費用を防ぐチェックポイントも確認しておくと、打ち合わせの視点が整理しやすくなります。
2 案内文に入れるべき言葉
供花を辞退する案内文では、短くても次の三点を入れると整います。
- 故人への生前の厚情への感謝
- 家族葬や遺族の意向として葬儀を行うこと
- 供花を辞退する旨
文例としては、次のような形です。
「故人の遺志により 葬儀は近親者のみにて執り行います」
「誠に勝手ながら 御香典 御供花 御供物の儀は固くご辞退申し上げます」
「生前に賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます」
辞退文では、「不要です」「送らないでください」といった直接的な表現を避け、略式でも感謝が伝わる言葉を選ぶと安心です。
香典は受けるが供花だけ辞退する、弔電は受けるが供花と供物は辞退する、という形もあります。その場合は、案内文で何を辞退するのかを明確にします。曖昧にすると、相手が判断に迷ってしまうからです。
会葬礼状や当日の返礼品との整合性も大切です。礼状の文面まで含めて考える場合は、会葬礼状とは?書き方・渡し方・家族葬で必要かを葬儀のプロが解説も参考になります。
3 親族・会社・近所への伝え方
供花辞退は、訃報連絡の段階で伝えるのが基本です。葬儀の日時や場所を知らせた後に、最後の一文として添えると自然です。
親族へは、理由を少し具体的に伝えてもよいでしょう。「式場が小さいため」「故人の希望で近親者のみの葬儀にするため」と説明すると、納得してもらいやすくなります。
会社関係や取引先へは、案内文の表現を統一することが大切です。担当者によって言い方が変わると、ある部署からは供花が届き、別の部署には辞退と伝わるなど、混乱が起きることがあります。
供花辞退を伝える時は、家族の中で「誰が、どこまで、どの文面で伝えるか」を先に決めておくと行き違いを防げます。
家族葬では、参列を控えていただく相手にも配慮が必要です。案内を受けた側の迷いまで考えるなら、家族葬の訃報を受けたら参列すべき?服装・香典マナーと判断基準を解説のような視点も押さえておくと、相手に親切な文面になりやすくなります。
4 すでに供花が届いた場合の対応
供花辞退を案内していても、連絡が行き違いになり、すでに供花が届くことがあります。この場合、すぐに送り返すのではなく、まず葬儀社へ相談してください。
葬儀社は、式場の広さ、祭壇の配置、名札の扱い、他の供花とのバランスを見ながら、飾れるかどうかを確認します。飾る場合は、送り主の厚意として受け、後日お礼を伝える形が一般的です。
辞退していた供花が届いた場合でも、相手を責める必要はありません。行き違いとして受け止め、葬儀後に丁寧にお礼を伝える対応が現実的です。
どうしても飾れない場合は、葬儀社から花店へ確認してもらうこともあります。ただし、すでに制作・配送された供花はキャンセルできないことが多いため、返金や返送を前提に考えないほうがよいでしょう。
当日の受付では、香典や供花の辞退を知らずに持参される方もいます。受付の流れや伝え方を整えておきたい場合は、葬儀の受付を頼まれたら何をする?役割・香典対応・当日の流れを解説もあわせて確認しておくと実務的です。
5 供花を受ける場合に確認したいこと
辞退せず供花を受ける場合も、事前確認は必要です。供花は、送る側が自由に花店へ注文するより、葬儀社や式場を通したほうが配置やサイズを合わせやすい場合があります。
確認したいのは、次の点です。
- 供花の受付窓口
- 一基あたりの金額
- 名札の表記
- 締切時間
- 飾る順番
- 式後の花の扱い
特に名札の順番は、親族関係や会社関係で気にされることがあります。誰を上座側にするか、連名にするか、会社名と個人名をどう表記するかは、葬儀社と相談して決めます。
供花を受ける場合は、気持ちだけでなく、注文窓口、名札、配置、締切をそろえることが、当日の混乱防止につながります。
供花そのものの種類や贈り方を知りたい方は、過去記事の故人に想いを届ける「供花」 種類、贈り方、マナーを徹底解説も参考になります。今回は辞退する側の話ですが、受ける場合の基礎知識も持っておくと判断しやすくなります。
まとめ
供花を辞退することは、決して失礼なことではありません。家族葬や小規模な葬儀では、ご家族の負担や会場事情を考えて、あらかじめ辞退するほうが自然な場合もあります。
- 供花辞退は葬儀方針として丁寧に伝える
- 案内文では感謝の言葉を添える
- 香典、供花、供物、弔電の扱いを事前に統一
- すでに届いた供花は葬儀社と扱いを相談
- 供花を受ける場合は注文窓口と名札を整える
葬儀の準備では、「受ける」「辞退する」のどちらを選んでも、相手の気持ちを大切にする姿勢が欠かせません。形式を減らすことと、感謝を軽くすることは別の話です。
大阪セレモニーでは、供花や香典の扱い、家族葬の案内文、受付での対応まで、ご家族の事情に合わせて一つずつ確認しています。迷われた時は、どうぞ遠慮なくご相談ください。
株式会社大阪セレモニー


