葬儀の焼香のやり方は?回数・順番・宗派が分からない時の参列マナー

山田泰平

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テーマ:お葬式のマナー

2026-07-07-shoukou-yarikata 葬儀の焼香のやり方は?回数・順番・宗派が分からない時の参列マナー

大阪セレモニーの山田泰平です。

葬儀に参列するとき、「焼香のやり方が分からない」「何回すればよいのか」「前の人と同じでよいのか」と不安になる方は少なくありません。特に久しぶりの参列や、初めての家族葬では、受付や服装よりも焼香の場面で緊張するという声をよく聞きます。

焼香は、仏式の葬儀で故人様へ祈りを捧げる大切な作法です。ただ、宗派や地域によって細かな作法は異なります。参列者として大切なのは、完璧な手順を暗記することではなく、落ち着いて一礼し、故人様とご遺族へ失礼のない態度で臨むことです。

この記事では、葬儀での焼香の基本動作、回数の考え方、順番が来た時の流れ、宗派が分からない場合の対応を、葬儀社の現場目線で整理します。

  • 葬儀での焼香の基本的な流れ
  • 焼香の回数と宗派が分からない時の考え方
  • 焼香台へ進む前後の一礼と合掌
  • 遅れて参列した場合や家族葬での注意点


結論:焼香は回数よりも落ち着いた所作と弔意が大切


葬儀の焼香では、抹香(まっこう:粉末状のお香)をつまみ、香炉へくべて、合掌します。一般参列者の場合、焼香の回数は1回から3回まで幅がありますが、会場で案内がある場合はその案内に従えば問題ありません。

焼香で最も大切なのは、回数を正確に合わせることより、静かに一礼し、故人様を悼む気持ちを込めて手を合わせることです。

宗派によって、額の前へ押しいただくかどうか、焼香回数が何回かなどの違いがあります。ただ、参列者全員が宗派作法を正確に理解しているとは限りません。迷った時は、前の方の動きや葬儀スタッフの案内に合わせ、無理に目立つ動きをしないことが安心です。

数珠を持つかどうかも気になる方は、葬儀に数珠は必要?持っていない時・忘れた時・宗派別マナーを解説も参考になります。焼香と数珠は同じ場面で気になりやすいマナーです。

焼香台へ進む前から戻るまでの基本動作


焼香の順番が来たら、まず静かに立ち上がります。椅子席の場合は、周囲にぶつからないように気をつけ、焼香台へ進みます。遺族席の前を通る場合は、軽く一礼してから進むと丁寧です。

焼香台の前に着いたら、遺影または祭壇に向かって一礼します。その後、右手の親指・人差し指・中指で抹香を軽くつまみ、香炉へくべます。宗派によっては、つまんだ抹香を額のあたりへいただいてから香炉へ入れますが、分からない場合は無理に大きな動作をしなくても構いません。

  1. 焼香台へ静かに進む
  2. 遺影または祭壇へ一礼
  3. 抹香をつまんで香炉へくべる
  4. 合掌して一礼
  5. 遺族側へ軽く一礼して席へ戻る


焼香台の前では、動作を急がず、前後の方と間隔を取りながら、静かに手を合わせることが基本です。

焼香を終えたら、合掌し、遺影または祭壇へ一礼します。必要に応じて遺族側へも軽く一礼し、元の席へ戻ります。深く何度もお辞儀をするより、流れを止めず、丁寧に一礼するほうが自然です。

参列全体の服装や香典の考え方に不安がある場合は、【家族葬の案内が来たら】参列はどこまで?香典は?服装マナーをプロが解説も合わせて読むと、当日の準備がしやすくなります。

焼香の回数は1回から3回まで幅がある


焼香の回数は、宗派や地域、寺院の考え方によって違います。1回でよい場合もあれば、2回、3回とする場合もあります。そのため、「何回が絶対に正しい」と一つに決めつけるのは難しいところです。

一般参列者として迷った場合は、会場の案内を優先します。「焼香は一回でお願いします」と案内されることもあります。参列者が多い葬儀では、進行を整えるために一回焼香とすることも珍しくありません。

焼香回数が分からない時は、前の方の所作に合わせるか、葬儀スタッフの案内に従うのが現実的です。

大切なのは、回数を気にしすぎて立ち止まったり、周囲に大きな声で確認したりしないことです。不安があれば、焼香の列に並ぶ前に、近くのスタッフへ小声で「一回でよろしいですか」と確認してください。

喪主や遺族側として参列者対応を整える場合は、焼香の案内も含めて受付やスタッフと共有しておくと安心です。受付係の役割については、葬儀の受付を頼まれたら何をする?役割・香典対応・当日の流れを解説でも整理しています。

宗派が分からない時は会場の流れに合わせる


葬儀では、故人様やご家族の宗派に沿って式が進みます。参列者自身の宗派と違う場合もありますし、そもそも宗派が分からないまま参列することもあります。

そのような時は、会場の流れに合わせれば大丈夫です。司会者や葬儀スタッフが焼香のタイミングを案内することがあります。式場によっては、焼香台の近くでスタッフが立ち、順番や動線を示します。

  1. 司会やスタッフの案内を聞く
  2. 前の参列者の動きを静かに見る
  3. 回数に迷ったら一回焼香で丁寧に合掌
  4. 大きな声で作法を確認しない
  5. 立ち止まって列の流れを止めない


宗派作法に自信がなくても、会場の案内に従い、静かに合掌すれば、参列者として失礼になることは多くありません。

ただし、ご自身が喪主や近い親族の立場で、宗派作法を重視したい場合は、事前に菩提寺や葬儀社へ確認しておくことをおすすめします。参列者としての焼香と、喪主・親族としての作法では、求められる丁寧さが少し変わるからです。

葬儀社へ事前に何を伝えるか迷う場合は、親が危篤の時、葬儀社には何を伝える?搬送・安置・費用確認の準備も参考になります。宗派や菩提寺の情報は、葬儀の段取りで大切な確認事項です。

家族葬や途中参列での焼香の注意点


家族葬でも、仏式で読経がある場合は焼香を行うことが多くあります。規模が小さいから作法が不要という意味ではありません。ただ、近親者だけの場では、厳格な形式よりも、ご家族の気持ちや会場の雰囲気を大切にすることが多いものです。

遅れて参列した場合は、式の進行中に無理に前へ出ないことが大切です。受付や式場スタッフへ声をかけ、焼香してよいタイミングを確認してください。読経中、弔辞中、喪主挨拶中などは、会場の流れを妨げない配慮が必要です。

遅れて到着した時は、自分の判断で焼香へ進まず、受付や葬儀スタッフにタイミングを確認するのが安全です。

また、香典を辞退している家族葬では、受付がない場合もあります。その場合でも、焼香だけは案内されることがあります。案内状や会場スタッフの説明を確認し、分からない時は短く尋ねれば十分です。

家族葬で誰を呼ぶか、呼ばない方へどう伝えるかに悩む場合は、家族葬はどこまで呼ぶ?親族範囲・友人への案内・後から揉めない伝え方も参考になります。参列範囲と当日の焼香対応は、事前に考えておくと混乱を減らせます。

まとめ


葬儀の焼香は、初めての方や久しぶりに参列する方にとって緊張しやすい場面です。けれども、焼香は見事に作法をこなすためのものではなく、故人様へ手を合わせ、ご遺族への弔意を示すための時間です。

  • 焼香は祭壇へ一礼し、抹香を香炉へくべ、合掌する流れ
  • 回数は宗派や地域で違うため、会場案内を優先
  • 宗派が分からない時は前の方やスタッフの案内に合わせる
  • 遅れて到着した時は焼香のタイミングをスタッフへ確認
  • 家族葬でも仏式なら焼香を行う場合あり


葬儀の場では、慣れている方ばかりではありません。分からないことがあるのは自然なことです。大切なのは、焦らず、静かに、故人様を想って手を合わせる姿勢です。

大阪セレモニーでは、喪主様やご遺族だけでなく、参列される方が戸惑いやすい焼香、受付、服装、香典のことも、できるだけ分かりやすくご案内しています。形式だけに縛られず、大切な方を穏やかに見送れるよう、現場で一つずつ支えてまいります。

株式会社大阪セレモニー

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀業)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで1000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスと、ご遺族様の想いに寄り添った丁寧な対応を心がけています。

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