遺品整理の費用相場【2025年最新版】安く抑えるコツと信頼できる業者選びの重要ポイント

山田泰平

山田泰平

テーマ:葬儀後のお話

皆様、こんにちは。
株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。

前回のコラムでは、遺品整理を始めるタイミングやスムーズな進め方についてお話しさせていただきました。

今回は、その遺品整理を進める上で、多くの方が直面するであろう「費用」の問題、そして、もし専門業者に依頼する場合の「信頼できる業者の選び方」について、詳しく掘り下げていきたいと思います。

「遺品整理って、業者に頼むといくらくらいかかるんだろう?」

「できるだけ費用を安く抑えたいけど、どうすればいい?」

「悪徳業者に引っかからないか心配…」

大切な故人様の遺品を扱うだけに、費用はもちろんのこと、安心して任せられる業者を選びたい、というのは当然のお気持ちですよね。

今回は、【2025年最新版】として、遺品整理にかかる費用の相場や、その内訳、そして費用を賢く抑えるためのコツ、さらに失敗しないための信頼できる業者選びの重要ポイントまで、皆様が気になる情報を分かりやすく解説していきます。

遺品整理の費用、何で決まる?主な内訳と変動要因

まず、遺品整理の費用がどのように決まるのか、その内訳と主な変動要因を知っておきましょう。
業者によって見積もり項目は異なりますが、一般的に以下のような要素で費用が決まります。

家の間取り・広さ: 当然ながら、部屋数が多く、家が広いほど、作業範囲が広がり、物の量も多くなる傾向があるため、費用は高くなります。

遺品の量・種類: 物の量が多ければ多いほど、仕分けや搬出に時間と手間がかかり、費用が上がります。また、大型家具や家電が多い、処分に特別な手続きが必要なもの(ピアノ、金庫など)がある場合なども、費用が増加する要因となります。

作業内容: 単純な仕分け・搬出だけでなく、ハウスクリーニング、特殊清掃(孤独死などの場合)、エアコンの取り外し、供養の手配、不用品の買取などを依頼する場合、それぞれ追加料金が発生します。

必要な作業日数・人員数: 物の量や作業内容に応じて、必要な日数やスタッフの人数が変わってきます。当然、日数や人員が増えれば、人件費がかさみます。

建物の状況・搬出経路: エレベーターがない高層階、トラックを近くに停められない、搬出経路が狭い、といった場合、作業の難易度が上がり、追加料金が発生することがあります。

オプションサービス: 遺品の捜索、貴重品の仕分け、各種手続きの代行などを依頼する場合、別途オプション料金がかかります。

このように、遺品整理の費用は、様々な要因が複合的に絡み合って決まるため、一概に「いくら」と言い切るのは難しいのです。

【2025年最新版】気になる遺品整理の費用相場(間取り別目安

とはいえ、大まかな目安を知りたい、という方も多いでしょう。
あくまで一般的な目安ですが、間取り別の費用相場を以下に示します。
(2025年時点での一般的な情報に基づく目安であり、実際の費用は必ず見積もりでご確認ください)

1R・1K: 3万円 ~ 8万円程度

1DK・1LDK: 5万円 ~ 15万円程度

2DK・2LDK: 10万円 ~ 25万円程度

3DK・3LDK: 15万円 ~ 40万円程度

4LDK以上: 20万円 ~ 60万円以上


【重要】
これは、あくまでも基本的な仕分け・搬出作業の目安です。
前述したように、物の量、作業内容、建物の状況などによって費用は大きく変動します。
特に、ゴミ屋敷状態だったり、特殊清掃が必要だったりする場合は、相場を大幅に上回る可能性があります。
必ず、複数の業者から現地調査の上で見積もりを取り、比較検討することが重要です。

費用を賢く抑える!5つの実践的なコツ

「少しでも費用を安く抑えたい!」そう考えるのは当然ですよね。
遺品整理の費用を抑えるために、ご遺族自身でできること、工夫できることを5つご紹介します。

自分でできる範囲はやる(仕分け・貴重品捜索):
業者に全てを丸投げするのではなく、事前に自分でできる範囲の仕分け(明らかに不要なゴミの処分など)や、貴重品・重要書類の捜索を行っておくだけでも、業者の作業時間を短縮でき、費用削減に繋がる可能性があります。ただし、無理は禁物です。

不用品を買い取ってもらう:
まだ使える家電、家具、骨董品、貴金属などがあれば、遺品整理業者や専門の買取業者に買い取ってもらいましょう。買取金額を作業費用から差し引いてもらえる場合もあります。複数の業者に査定を依頼するのも良いでしょう。

複数の業者から相見積もりを取る:
これは必須と言っても良いでしょう。最低でも2~3社から見積もりを取り、料金だけでなく、サービス内容、スタッフの対応などを比較検討します。極端に安い見積もりには注意が必要です(後で高額な追加請求をされる可能性も)。

繁忙期を避ける(可能であれば):
引っ越しシーズン(3月~4月)などは、遺品整理業者も繁忙期となり、料金が高めに設定されたり、予約が取りにくかったりすることがあります。もし時期を選べるのであれば、繁忙期を避けることで、費用を抑えられる可能性があります。

自治体のサービスを活用する(粗大ごみ処理など):
粗大ごみなど、自治体のルールに従って自分で処分できるものは、可能な範囲で自分で行うことで、業者の処分費用を削減できます。自治体によっては、高齢者向けの粗大ごみ運び出しサービスなどがある場合もありますので、確認してみましょう。

失敗しない!信頼できる遺品整理業者の選び方【7つのチェックポイント】

費用と同じくらい、いやそれ以上に重要なのが、信頼できる業者を選ぶことです。
大切な故人の遺品を安心して任せられる業者を見つけるために、以下の7つのポイントをチェックしましょう。

□ 遺品整理士などの資格保有者が在籍しているか?
必須ではありませんが、「遺品整理士」などの民間資格を持つスタッフがいる業者は、専門知識やコンプライアンス意識が高い傾向があります。一つの判断材料になります。

□ 必要な許認可を持っているか?
家庭から出る一般廃棄物を収集・運搬するには、**「一般廃棄物収集運搬業許可」**が必要です。この許可を持たずに回収を行うのは違法です。また、買い取りを行う場合は「古物商許可」が必要です。これらの許認可の有無を必ず確認しましょう。

□ 見積もりが明確で、追加料金の説明があるか?
見積書の内訳が詳細で分かりやすく、どのような場合に追加料金が発生するのか、その金額も含めて丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。「作業後に追加料金は一切発生しません」と書面で明記してくれると、より安心です。

□ 損害賠償保険に加入しているか?
万が一、作業中に家財や建物を破損してしまった場合に備えて、損害賠償保険に加入しているか確認しましょう。

□ スタッフの対応が丁寧で、親身になってくれるか?
電話での問い合わせや、見積もり時のスタッフの言葉遣い、態度、身だしなみなどを確認しましょう。ご遺族の気持ちに寄り添い、親身になって相談に乗ってくれる業者を選びたいですね。

□ 契約書をきちんと交わすか?
作業内容、料金、日時などを明記した契約書をきちんと作成し、説明の上で取り交わしてくれる業者を選びましょう。口約束はトラブルの元です。

□ 口コミや評判も参考にする(鵜呑みにしない):
インターネット上の口コミや評判も参考になりますが、良い評価ばかり、あるいは悪い評価ばかりを鵜呑みにせず、複数の情報を比較し、客観的に判断することが大切です。

注意!悪徳業者によるトラブル事例

残念ながら、遺品整理業界にも悪徳な業者は存在します。以下のようなトラブルに巻き込まれないよう、注意が必要です。

不当な高額請求: 見積もり時より大幅に高い金額を作業後に請求される。

不法投棄: 回収した遺品を山中などに不法投棄される。(依頼主が責任を問われる可能性も!)

貴重品の不正な持ち出し・盗難: 作業中に現金や貴金属などを盗まれる。

作業が雑・家財の破損: 作業が乱暴で、遺品や建物を傷つけられる。

このような被害に遭わないためにも、前述した業者選びのポイントをしっかり押さえることが重要です。

まとめ

遺品整理の費用は、決して安いものではありません。
だからこそ、費用相場を理解し、安く抑える工夫をすることは大切です。
しかし、安さだけを追求するあまり、悪徳業者を選んでしまっては本末転倒です。

大切なのは、費用とサービスの質、そして何よりも**「信頼性」**のバランスを見極めることです。
故人様の大切な遺品を、安心して任せられる業者かどうか、ご自身の目でしっかりと判断してください。

私たち株式会社大阪セレモニーでも、葬儀後の遺品整理に関するご相談を承っております。
信頼できる専門業者のご紹介なども可能ですので、お困りの際は、どうぞお気軽にお声がけください。

株式会社大阪セレモニー

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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀)

株式会社大阪セレモニー

当社は家族葬を専門に、これまで1000件以上の葬儀をお手伝いさせて頂きました。少人数だからこそ実現できるきめ細やかなサービスと、ご遺族様の想いに寄り添った丁寧な対応を心がけています。

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