知らずにやっているマナー違反【お別れの作法編】
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
今回は、葬儀費用の見積もり項目の中から「寺院費用」について、詳しく見ていきましょう。
「寺院費用」とは、お寺や神社、教会などにお渡しするお布施(謝礼)のことです。
具体的には、以下のような項目が含まれます。
読経料:お経をあげていただくことへのお礼です。
戒名料:戒名をつけていただくことへのお礼です。
お車代:僧侶に式場まで来ていただくための交通費です。
御膳料:僧侶に食事を召し上がっていただく代わりに、お渡しするお金です。
これらの費用は、宗教や宗派、お寺との関係性、地域などによって、金額が大きく異なります。
「寺院費用」で注意すべきポイント
①菩提寺がある場合は、事前に相談する
菩提寺がある場合は、葬儀を行う前に、必ず相談しましょう。
お布施の金額や、葬儀の流れなどについて、確認しておくことが大切です。
菩提寺がない場合は、葬儀社に相談すれば、お寺を紹介してもらうことができます。
②宗教・宗派を確認する
仏教、神道、キリスト教など、宗教によって、葬儀の形式や費用が異なります。
また、仏教の中でも、宗派によって、お布施の金額や、戒名のつけ方などが異なります。
故人様やご遺族の宗教・宗派を、事前に確認しておきましょう。
③戒名料は、ランクによって金額が異なる
戒名には、ランクがあります。
一般的に、ランクが高くなるほど、戒名料も高くなります。
戒名のランクは、故人様の生前の功績や、お寺への貢献度などによって決まります。
必ずしも、高額な戒名をつける必要はありません。
④お布施の金額は、直接お寺に確認する
お布施の金額は、お寺によって異なります。
葬儀社に相談することもできますが、最終的には、直接お寺に確認するのが確実です。
「おいくら包めばよろしいでしょうか?」と、率直に尋ねても失礼にはあたりません。
⑤お布施の渡し方を守る
お布施はお盆に乗せるか、袱紗(ふくさ)に包んで渡しましょう。
表書きは「御布施」とし、下に苗字を書きます。
さて、お布施の金額は地域や宗派、お寺との関係性によって大きく異なりますが、一般的な目安としては、以下のようになります。
読経料:通夜、告別式、火葬場での読経など、回数によって金額が変わります。
戒名料:戒名のランクによって大きく異なりますが、一般的な「信士・信女」で10万円~30万円程度、「居士・大姉」で30万円~50万円程度、「院号」がつくと100万円以上になることもあります。
お車代:5千円~1万円程度が目安です。
御膳料:5千円~1万円程度が目安です。
ただし、これらはあくまで目安であり、お寺によっては、これ以上の金額を提示される場合もあります。
また、地域によっては、独自の慣習がある場合もあります。
「寺院費用」は、感謝の気持ちを表すもの
「寺院費用」は、故人様の供養をしていただくことへの感謝の気持ちを表すものです。
しかし、金額の相場がわかりにくく、不安に感じる方も多いかもしれません。
大切なのは、金額よりも感謝の気持ちです。
無理のない範囲で、心を込めてお渡ししましょう。
大阪セレモニーでは、お客様のご要望に合わせて、宗教・宗派を問わず、葬儀を執り行っています。
「寺院費用」について、ご不明な点やご不安な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
見積り項目解説及び注意点シリーズ①
見積り項目解説及び注意点シリーズ②
見積り項目解説及び注意点シリーズ③
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