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家族葬の場所決め、自宅・お寺・葬儀ホールどこで行う?

山田泰平

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テーマ:家族葬

家族が臨終を迎えたら、悲しみの中にあっても葬儀の段取りをしなければならない事態となり、急に慌ただしくなっていきます。

葬儀に関するさまざまな用事について、生前に決めていればスムーズに執り行われますが

「どこにご遺体を安置するのか」
「葬儀はどこで行うのか」

といったことから決めなければならないので、しばらく混乱した状態になります。

寝台車お迎え

病院で亡くなった場合は、病院から葬儀社を紹介されることが多いです。

何も決めていなかった場合は葬儀社のすすめるコースで葬儀が行われます。

突然なくなった場合はしかたありませんが、故人と残された方々が心残りのない葬儀を行うためには、生前から葬儀のことを話し合っておくことが大切です。

家族葬を行う場所を選ぶ際の判断ポイント


昔は、高齢の家族は自宅で亡くなり、自宅から見送るところが多くありましたが、最近は、病院から葬儀の会場に搬送されるケースがほとんどです。

自宅で亡くなっても、マンションなどに住む人が多くなり、住宅事情から葬儀を別の場所で行うようになりました。

自宅以外で家族葬が行われる場合は、葬儀社の会場や公共の斎場、付き合いのあるお寺、キリスト教の場合は教会などでお通夜と告別式が行うことができます。

葬儀の会場を決める際に一番大切なのは故人の遺志です。

葬儀会場を悩む

仏式なのかその他の宗教なのか無宗教で行うのか、誰に参列してもらいたいのかは、生前にぜひとも確認しておきたいことです。

故人の遺志に次いで大切なのが、親族の意向です。

生前、故人の親戚付き合いがあまりなく家族としても疎遠であったことを理由に、家族だけで簡素にしようと思っても、参列を希望する親族が多かったり、一般的な葬儀を主張する声が強かったりすれば、従わざるを得ない場合もあります。

訃報連絡

実際に重要なのは、葬儀会場へのアクセスです。

家族宅からあまり遠い会場だと行き来が不便になりますし、わかりづらい場所だと参列の方々への案内が煩雑になります。

そして、会場をどこにするのか最終的な決め手になるのは、やはり葬儀の費用です。

費用を抑えたいという意向が最優先の場合は、事前に

「どのようなことをするのか」
「何が必要なのか」

など葬儀について学び、

「葬儀社にはどのようなところがあるのか」
「相場はいくらなのか」

を調べておくといいでしょう。

何社か見積もりをとっておくと確実な上、一度連絡をとっておけば、その日が来ても心強いということもあります。

家族葬の費用はどのくらい?一般葬との比較

自宅、お寺で行う際のメリット デメリット

「自分の葬儀は自宅やお寺で行ってもらいたい」という希望をお持ちの方で、自宅に葬儀を行えるくらいのスペースがあるのでしたら、愛着のある家から旅立ちたいという希望は叶えられます。

葬儀社に相談をすれば、搬送や必要な葬儀はお手伝いできます。

葬儀相談

「先祖代々檀家になっている菩提寺がある」
「生前は無縁だったが仏式で送って欲しい」

といった場合も、葬儀社のお手伝いのもとで行うことができます。

自宅葬のメリットとしては、故人の希望に沿った、家族や親族も納得する葬儀ができるということでしょう。

生前の思い出に浸りながら、故人や家族の思いを込めた葬儀にすることができます。

デメリットとしては、
「会場となる部屋の片づけや、参列者やお手伝いの人への接待が必要になる」
といったことが挙げられます。

葬儀後の片付けなどもあるため、遺族にはいささか負担となります。

寺院葬のメリットは

「先祖代々の菩提寺で行う場合、親戚の中で前例もあるので葬儀が段取りよく行われて親戚筋からのクレームもなく済む」

「宗教的な落ち着いた雰囲気で執り行われ、儀式的なことによって気持ちに区切りをつけやすい」

お坊さん

ということでしょう。

デメリットとしては、

「最近は葬儀を行わないお寺もあるので、生前に仏教とかかわりのない人がお寺で葬儀を行うことは難しい」

「お寺主導となり葬儀社も提携しているところに決まっているので自由度が低い」

ということが挙げられるでしょう。


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山田泰平
専門家

山田泰平(葬儀)

株式会社大阪セレモニー

故人と親しかった人たちだけが集まって少人数で営む家族葬や、故人やその家族の要望に沿った葬儀を提案する。価格は明瞭に提示している。葬儀後の各種手続きの案内、仏壇、お墓等、そして相続関係も親身に対応。

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