小論文の宿題は、書けましたか?~まだ取り組めていない高校生の皆さんへ~

角野裕美

角野裕美

オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
あっという間に、八月も二十日なり、夏休みも終盤となってまいりました。
…ということで、この時期、なんといっても頭を悩ませる(^_^;)のが、「宿題」ではないでしょうか?

今回は特に、高校生のみなさん対象にした「小論文」対策を、述べたいと思います(*^^)v



小論文を書く基本とは…?


なによりもまずおさえたいことは、「いきなり書かない」ということ。
もっというと、「いきなり書いても、論理立てたモノは書けない」かと(+o+)

①なにについて述べていかないといけないのか、
を押さえて(テーマが、「高度情報化社会について800字で述べよ」ならば、その高度情報化社会について、現状を踏まえて述べないといけませんよね。その「功罪(プラス面とマイナス面)」の両面からアプローチしていくと、論述が深まります。
このように、「何について述べていかないといけないのか?」という設問のしばりを、きちんととらえることが、第一歩!!
…しかしながら、意外とこの点が、ナイガシロ!?にされがち、なのです。
留意点その一、といえましょう(^_-)

②ネタを挙げていき
(そのポイントは以下の通り。
◎3つのWHAT~定義、現状、結果

4Wは次のもの。
WHY~何故という理由、根拠 また、その背景等
WHERE~どこで
WHEN~いつ
WHO(M)~誰が(誰に)

そして1H。
HOW~解決策や今後の望ましい在り方)

・構成を組み立てる
 基本構成は、
序論

本論

結論
です。
上記ネタを挙げるとすると、基本的なものとしては…

序論~WHAT  現状

本論~WHY   根拠や理由、その背景分析

結論~HOW   今後の望ましい在り方や、解決策

となります。
これらは極めて論理的な構成、ですよね。ロジカルシンキングの基本と言えます。




知識のインプットとアウトプットの繰り返しを!


以上の点を踏まえて、あとはどんどんと書いていくことが大事です。
なんとなく、わかった気持ちになっていても、実際に800字書き切らないと、仕上げたことにはなりません。

また、テーマに関する知識が不足していると感じているのなら、まずはそれらの「インプット」から始めていかなくては、なにもないところから、意見など出てくるわけもありませんよね(/_;)

このインプットとアウトプットを繰り返していくことで、文章もどんどんこなれていきますし、書くことが出来るようになります。
「多く読み、多く考え、多く書く」という「三多の法」(中国の故事)が、なによりも求められます。


…アッ、宿題の仕上げ、でしたね。
それには、なかなか、多く読んでもいられないかもしれませんが(~_~;)どうぞ、しっかりとした「ネタ集め」と「構成の組み立て」をなさってから、書き始めるようにしてくださいね。
それが、結局は急がば回れ、で、良き小論文を書かれるコツと言えるのですから!(^^)!





心を込めて…( ..)φ__hiromi KADONO

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角野裕美(講師)

Office Catalyst(オフィス・カタリスト)

様々な職業体験と予備校講師の実践を基にカウンセリングを行い、個別の要望に沿って指導。総合型・推薦入試で必須の志望理由や自己推薦の書き方、小論文・面接対策を受験生だけでなく保護者にもアドバイスが出来る。

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