経営幹部・トップマネジメント育成研修|組織の成長を支えるリーダー育成
人事評価制度とは
人事評価制度は、企業が従業員の業績や能力、勤務態度などを評価し、その結果をもとに報酬や昇進、人事配置などを決定する仕組みです。単なる評価のための制度ではなく、組織の目標達成や従業員の成長を支える重要な役割を担っています。
人事評価制度の基本的な考え方
人事評価制度は、組織の目標達成に向けて、従業員の働きぶりを一定の合理性を持つ手段で評価しようとする制度です。評価の結果は、報酬や昇進、人事配置などに反映され、従業員のモチベーション向上や組織の生産性向上につながります。
人事評価制度の効果
人事評価制度を適切に運用することで、以下のような効果が期待できます。
・従業員のモチベーション向上
公正な評価により、従業員のやる気や生産性が向上します。
・人材の適材適所配置
従業員の能力や適性を把握することで、最適な人員配置が可能となります。
・人材育成の促進
評価結果をもとに、従業員の育成計画を立てることができます。
・組織の目標達成
組織の目標と連動した評価を行うことで、目標達成に向けた行動が促進されます。
人事評価制度の必要性
人事評価制度は、組織の目標達成や従業員の成長を支えるために不可欠な制度です。適切な評価を行うことで、従業員のモチベーションや生産性が向上し、組織全体のパフォーマンス向上につながります。また、公正な評価は従業員の信頼を得るためにも重要です。
提供する主要なメリット
提供する人事評価制度の導入により、以下のメリットが期待できます。
・評価業務の効率化
評価シートの作成や進捗管理が容易になり、評価業務の負担が軽減されます。
・評価の透明性向上
評価基準や結果が明確になり、従業員の納得感が高まります。
・人材の適切な配置
評価結果をもとに、適材適所の人員配置が可能となります。
・組織の目標達成支援
組織の目標と連動した評価を行うことで、目標達成に向けた行動が促進されます。
【事例紹介】
■建築設備工事企業事例
・クライアントプロフィール
事業内容建築設備工事業
資本金30,000千円
従業員数約25名
事業所構成本社および大阪支店、グループ企業4社
・主な相談事項
8年前に人事評価制度と目標管理制度を導入して、当初は、管理職と社員のコミュニケーションが活性化し、社員の目標設定と計画的な育成ができるようになったが、その後、約8年が経過して、制度自体が当たり前な雰囲気が出始め、社員が明確な目標が持てて、目標を達成できると、給与が具体的にこれだけになるという社内の仕組みを見える化する方法はないか、それがきれば、社員のモチベーションを高めながら、効果的な育成ができると考えているという相談を受けました。
・主な取り組み
等級制度と人事評価制度、目標管理制度を連動させ、さらにそれに連動した給与体系を構築すしました。
当社コンサルタントと、クライアント社長、取締役、管理職とプロジェクトチームを組み、定例ミーティングで制度設計を進め、運用体制の整備を進めました。
生み出した成果
1.会社全体の成果
・管理職と社員がキャリアパスを共有できたことで、同じ目標を持つことができるようになった。
・管理職と社員のコミュニケーションが深まり、信頼関係とチーム力が向上した。
・社内の雰囲気が明るくなり、社員全員の結束力が強まった。など
2.管理職の成果
・部下を観察し、コミュニケーションを深めて育成するという責任感が高まった。
・部下育成に注力することで、自身の管理職としてのスキルアップにつながった。
3.社員の成果
・自身の会社内、仕事の面での目標が明確に設定できるようになった。
・人事評価の結果の納得性か高まることで、目標達成への行動につながっている。
・フィードバック面談で承認され、課題が明確になったことでモチベーションが高まった。
■マリーナ業事例
社員一人ひとりは、仕事をがんばっているが、組織としての組織力につながっておらず、組織力を高めるために、社内で守りべきルールの見える化と、がんばっていることを会社が承認し、社員それぞれに対する課題を明確に認識ができる人事評価制度の作成・導入・定着化を図りました。
クライアント企業プロフィール
事業内容モーターボート販売・買取・各種メンテナンス・艤装、艇庫事業、ボート免許教室・保険代理店・各種申請手続き など
資本金2,000万円
従業員数11名
事業所構成本社および支店
部門構成ハーバー(港の管理)、サービス(中古艇再生、修理)、営業、フロント(クラブハウス)、総務
社長のお悩み
社員は良いパーソナリティを持って自分がやりたい仕事はがんばっているが、自分の仕事以外にはあまり興味がなく、協力し合う雰囲気がほとんどない。
社員それぞれの目指していることがバラバラなような気がする。
年齢の若い社員ががんばろうとしているが、経験年数の長い社員に気遣って言いたいことが言いにくい雰囲気になっている
何からどう手を付けて行って良いのかわからなり、会社の組織をどうまとめていけば良いのか悩んでいる。
取り組み内容
社長ヒアリングをした後、社員一人ひとりからヒアリングをして、問題点を洗い出しました。
・各社員とも、個々では仕事に対する強い思いのもとがんばっているものの個人としてがんばっているだけになっている
・社内コミュニケーションは「できている」と思っている社員と、「できていない」と思っている社員に2分されている
・給与の昇給、手当、福利厚生等の面で不明瞭で不備と感じる部分がある
・やるべき業務はあるものの現状業務が目一杯で手が回らない仕事がいくつもある など
進め方
そこで、下記2点から着手しました。
まずは 全社員が自分たちに直接かかわりのあることから着手することにしました。
・就業規則構築
社内ルールを見える化して、社員それぞれが責任感を持って仕事に取り組めるようにしました。
・人事評価制度・目標管理制度作成・導入
社員ががんばっていることは承認して、課題については管理職と社員が共有して、仕事を通じてマインドアップとスキルアップができるよう人事評価制度・目標管理制度を作成、導入しました。
この会社で強化すべき課題点である、①コミュニケーション、②新たなことへのチャレンジ、という2点に重点を置いた人評価項目をまとめ、具体的な運営方法についても、基本的な流れを研修を通じて実施できる体制を整えました。
2名の評価者とも理解して納得して、「これをやれば、会社は絶対に良くなっていく」と確信も持ってもらいました。 本社、支店の責任者としての自覚も高まりました。
さらに、人事評価を担当する2名の管理職は、本人の自覚も持てています。
生み出した成果
・社長が考える、今後、会社の目指すべき方向性について、本社および支店責任者との共有ができた
・管理職と社員とも、責任と自覚が高まった
・人事評価制度を通して社内活性化につながることが確信でき、前向きに取り組み始めた
・賃金体系の構築と社員へのフィードバックによって、仕事に前向きに取り組む社員のモチベーションが高まった
人事評価制度作成支援は、制度設計から運用サポートまで一貫して対応いたします。従業員の成長と組織力向上を両立させる評価制度の導入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが貴社に最適な制度設計をサポートします。
人事評価制度作成支援については、こちらもご覧ください。
https://nmr-inc.jp/soshikiryoku/jinjihyoukaseido-sakuseishien.html




