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山中義則プロのご紹介
映画やテレビCMのセット、展示会ブースの製作に豊富な実績(1/3)
大道具から小道具まで造形物にリアリティーを与える技術を習得
日本とアメリカの刑事が、大阪の街で裏社会の組織と闘争を繰り広げる映画「ブラック・レイン」(1989年、UIP配給)。当時、ロケセットを製作したのが大阪市北区に事務所を構える「清工芸」です。
代表の山中義則さんは、主人公たちが立ち寄る市場のうどん屋を建てたり、壁に張るお品書きを作ったり、大がかりなセットから小道具まで一手に引き受けました。メイキングのインタビューでは監督が、撮影地について「20世紀初頭の古きよき時代の風格」と語っています。
映画では、観客を作品の世界に誘うリアリティーが求められます。例えば、長い間風雨にさらされた築数十年の建物であれば、ところどころ外壁のペンキがはがれたり、下地があらわになったりするもの。胡粉(ごふん)と呼ばれる、貝殻で作られた日本画の白絵の具と白い接客済を使って、経年変化を描き出します。
「当社はテレビCMのセット作りからスタートした会社で、映画について知らないことも多々ありました。造形物の形状を実物に近づけていく手法は誰も教えてくれませんので、まずは東京から来た美術スタッフの言動に注目。まさに『仕事を見て盗む』を実践していました。でも、見聞きした通りに試してもうまくいかなくて。いい方法はないかと試行錯誤の日々でしたが、この地道な努力の積み重ねが今につながっています」と山中さん。
その後、トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」に登場する桜の木や藤棚、「男たちの大和/YAMATO」(2005年、東映配給)で、戦闘シーンを盛り上げた実物大の第1・2主砲、「火天の城」(2009年、東映配給)の舞台となった安土城の城壁の設置なども担当しました。
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