住宅を購入する前に知っておきたいこと(マネーセミナーより抜粋)
インフレが本格化している今、資産としての住宅購入を考えている人が増えています。
住宅を購入するときに現金で買える人はほとんどいません。
多くの方は金融機関から融資を受けて購入されます。
住宅ローンを組む際には、できるだけ低い金利で借りたいと思われますが
どうすれば金利を下げられるのでしょうか。
ポイントは5つあります。
①年収を高くする
②貯蓄(資産)を増やす
③借金をしない
④携帯電話などの利用料は遅れずに支払う
⑤頭金を多く出す
①年収を高くする
年収を高くするのは難しいですが、可能であれば残業をしたり、手当がつく資格を取得するなどして年収を高くしましょう。
金融機関は年収が高ければ高いほどローンの組める上限額を引き上げ、そして金利が低くなる傾向にあります。
また、働き方としては自営業や契約社員よりも正社員の方が融資の条件は良くなります。
②貯蓄(資産)を増やす
貯蓄が多い方が何かあった時のリスクが低くなりますので住宅ローンの金利は低くなります。
日頃から節約を意識して有利な条件で住宅ローンが組めるようにしましょう。
また生命保険の積立される商品や投資信託など流動性のあるものが資産としてあれば金融機関の評価は上がりますので、積極的に取り組んでいきましょう。(FXや仮想通貨は評価されないことがあります)
節約については過去のコラムを参照ください。
③借金をしない
自動車ローンやカードローンなどの利用があると月々の固定費となり、収入が高くても金融機関の評価は下がりますので利用は控えましょう。
住宅ローンを組んだ後の利用に関しては金利などに影響しませんので、住宅ローンを組むまでは我慢した方がよいでしょう。
④携帯電話などの利用料は遅れずに支払う
携帯電話の契約の多くは割賦販売となっており、支払いが遅れるとローンを組めなくなることがあります。カードや携帯料金は遅れずに支払いましょう。
⑤頭金を多く出す
金利を低く抑えるためには頭金を多く出すことにより「貯蓄ができる人」「収入に余裕がある」と高評価を金融機関から得られます。
可能な限り、頭金を貯めて物件価格の1~3割程度を出せるように準備しておきましょう。
今回ご紹介した内容はあくまで基本的なものです。
さらに金利を下げようとするのであれば「融資に強く、実績のある不動産会社」を選ぶことでよい条件で住宅ローンを組めることがあります。
思ったような条件で住宅ローンが組めない時には専門家に相談してみましょう。