寒い夏。
時間とともに自然と成長しない市場環境のなかで、事業を維持発展させていくためには、新しい取り組みが必要不可欠となります。
・人口増の期待できるアジア、インバウンドなどの成長マーケットを狙う
・超高齢化時代に備えて新市場となる80歳以上をターゲットにした商品やサービスを開発する
・IoTなど中小企業や零細企業の着手が遅れている分野への進出を目指す
・急速に働き手が不足している地域や産業に特化してサポートサービスを展開する
など様々な施策が考えられます。
こうした新しい取り組みは市場との関係性から新市場開拓、新商品開発、新規事業進出といった視点で見ることもできる一方で、
顧客に対する提供価値、提供手段、収益モデルからも見直すことができる。
提供価値が変われば、提供手段や収益モデルにも影響を与えることが多い。
たとえば、テイクアウト型のドリンクを提供していた売店が、スイーツとのセットメニューを提供しようと考えるとすると、カフェスタイルへと変化をして憩いの空間を価値提供することになる。
製造業であれば、親会社の下請けとして指定の加工を受託していた会社から、親会社の発注担当者がベテランから新人へと移行してしまうことで、業務範囲が設計や仕様設定までに及ぶようになった場合、収益モデル(提案業務の有償化)や提供手段(親会社へのスタッフ常駐化)といったことが起こるかもしれない。
ビジネスモデルというと、とかく高度な変化をすることという認識が強いがそうとは限らない。
こうした視点で自社の価値を見直してみてはいかがだろうか?