楽しく続けられるボディメイクで、なりたい自分を目指す（2/3）

健康的な肉体美を競うボディメイクコンテストの出場経験も強み

　ジム開業以前、仲村さんは警察官として20年勤務し、体を鍛えることが必須でした。機動隊に配属され、訓練担当として隊員のトレーニング指導に携わったこともあります。

　トライアスロン競技に親しむなど、もともと体力には自信がありましたが、筋力をつけることの重要性を強く感じたのは、自身の不調がきっかけだったと言います。
　「30代の頃、椎間板ヘルニアで、立つのも歩くのもつらい状態にたびたび陥りました。何とかしたいと始めた筋トレにより、徐々に痛みなどが和らぎ、健康であることの大切さが身にしみました」

　トレーニングに励み、ボディメイクのノウハウを習得する中で、体が内と外から変わっていくのを実感したという仲村さん。自己満足ではなく客観的な評価を知りたいと、2018年から国内有数のコンテストである「BEST BODY JAPAN」に挑戦しています。

　競技者として自らの体に向き合いながら、2019年、警察官を退職し、宮古島に同ジムを開きました。
　「当時は、島内に本格的な設備を備えたジムがほかにありませんでした。私自身が望むジムを作ることで、島のみなさんが健やかに暮らすためのお手伝いができればとこの場所を選びました」

　オープン当初から通う地域住民のほか、旅行やワーケーション滞在中に利用したいと県外から訪れる人もいます。現在、トレーナーは3人。仲村さんのほかにも、美ボディコンテストの優勝経験者が在籍し、大会出場を志す人へのサポートも行っています。

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