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ジュエリー職人になりたい方、職人としてのスキルを上げたい方へ

広瀬健太郎

広瀬健太郎

テーマ:沖縄ジュエリー職人の技術

ジュエリー職人の技術とは

ご閲覧いただきまして、ありがとうございます。
ジュエリー職人の廣瀬 健太郎です。

私は、18歳の時に、親戚が宝石店を営んでいて、そこに出入りすることがきっかけでジュエリー職人になりました。
実際そのときは、ジュエリー職人になろうと思っていたわけではありませんでした。もともと作ることは好きだったので、興味本位だけでしたね。あとは、正直バイト感覚で、お手伝いをしてお金がもらえて、見たことも無い機械や工具を使って、物がつくれることが楽しかったです。でもこの楽しいと言うことがとっても大事だと、今になるととても強く感じます。

人って好きなものは、自然と興味が湧きますし、それに対して調べたり挑戦する事は、何の苦痛にもなりませんからね。これを探究心と呼んでいると言うことにも、年月がたってからきづきました。
私はあまり他の職人さんとの接点がなく来てしまいましたし、宝飾業界ともそんなにかかわりを持たずに今に至ります。全体的にうちの業界は職人同士の接点は狭いかもしれません。でもそれが今になってみると良かったと思うことがあります。それは、工場のような完全分業制の工場に入ってしまったら、決まった作業しかさせてもらえませんから、今のような技術は身につかなかったと思います。その分、今でも私のやり方が合っているのかわからないことだらけですけどね。
でもやり方はさまざまでよいと思いますし、いろんな方法があって、結果的に美しく、効率よく、機能的にも問題ないものが作れればそれでよいのだと思います。

私は、宝石の事はほぼ独学です。うちの業界の方々で、学校に言っていない人はほとんどそうだと思いますが。私は、大学に行っておりますが、そこでは建築を専攻しておりました。在学中には建築現場で職人のお手伝いのバイトをしたり、卒業後にほんの少しですが現場監督の真似事もしたことがあります。そこでも思いましたが、学校で学ぶものが現場で役に立つことはほとんど無く、現場で経験で学ぶことばかりでした。職人さんはみんなそうだと思います。学校で学ぶことが全く役に立たないわけではないのですが、大学をでたから何と言うものを感じる事は何も無く、多少知識はありますが、物事に対応していくことで身についていくものが全てでした。

宝石業界でも同じことを感じます。私が以前就職していた工房に、日本で一番有名な宝石の専門学校をでた先輩がいました。その先輩はその工房に来て2年目。専門学校には2年通って卒業してました。私がその工場に入ったときは、ちゃんとではないですが、約5年ぐらいのキャリアがありました。ハッキリ言って、その先輩は全くと言うぐらい何も出来ていませんでした。しゃべると、知識だけはいっぱい持ってましたけど。でもそこは工房であって、学校ではありません。作ってなんぼです。作ることでお給料をいただいておりますから、知識よりも技術が求められます。夢を持つ気持ちはわかるのですが、実際にスキルを身につけて、思いのままに作ることが出来て、お客様(クライアントも含めて)の要望にも全て応えられる自分が出来て、はじめて夢に向かうことが始まると思います。皆で色々アドバイスはしてたんですが、結局その先輩はやめてしまいました。

こういう方を何人も見てきてますが、まずは最低限の技術を身につけるまでは、無心で取り組む必要があると思いました。職人と言う世界は、言葉なんて何の意味もなしません。作れてなんぼです。それが仕事ですからね。しかも技術と言うのは、なかなか人に教えてもらう機会というものがないです。よく「見て学べ」と言いますが、まさにこれに尽きます。どれだけスキルの高い人の技術を見ることが出来て、盗むことが出来るかです。
でも見たからといって、すぐに盗めるものではありません。ハッキリ言って、私もど素人のときは見ても何をしているのかわかりませんでした。だからよくその時の社長に、教えて欲しいと文句を言ってました(笑)今思うと、駄目なやつの典型ですね。でも、試行錯誤しながら、ちょっとした見よう見まねをしながらつくっていくうちに、色々な壁にぶつかります。その時に試行錯誤した分、人の技術を見て学ぶものが大きく感じました。感じ取ることがはじまりました。この辺は人によって誤差があると思います。それまでにどれだけ物を考え、つくることに関わり、人の話を聞いてきたかなどによってそのスキルは個人差があると思います。でも一ついえるのは難しいことではありません。興味さえあれば、好きであれば、楽しいと思えれば、後は進み続けるだけのことです。その上で、コツがあります。

私自身が、沖縄に来て、沖縄には宝飾業界としての基盤が無かったため、すごく苦労をしました。そのお陰で、色々な経験が出来ました。その経験から、いろいろなものが見えて、感じることが出来るようになり、そのコツと呼んでいる見えないものを子と何して説明することが出来るようになりました。ここでは、「コツ」と言ってますが、このコツとは全てのベースになる感覚のことを言っております。このコツが身につくのに、職人は一人前になるのに10年かかると言われているようなことなんです。職人は一人前になるのに10年かかると言われていますが、私自身の経験から言わせていただきますと、10年目にやっと独学が出来る基礎が身につくという感じでした。技術や感覚を試行錯誤してきた点が、一回線として繋がるのが10年目で、そこからが本当の始まりであり、そこからが本当の楽しみの始まりだと感じました。

今の宝飾業界は職人不足です。学校などは沢山出来てきてますが、実際現場で職人として活躍している人数は少ないのが現状です。おそらくその原因は先に述べたことも一理あると思います。そこで私自身に身についた経験やスキルを、少しでも職人を目指したいと言う方々に役に立てたいと思ってきました。
まだハッキリとした形になってはおりませんが、学ぶ場としてではなく、スキルを完全に身につける場や機会として、ノウハウを提供していきたいと考えております。
これからこの業界の職人を目指す方でも、すでに職人としてやってはいるけど、さらなるステップに進みたいと思っている方にも、大きな飛躍の一歩になることを提供していきたいと考えております。

アバウトな表現でしか今は出来ませんが、少しづつ具体的なものにしていきますので、ご興味のある方は観ていただけたら幸いです。

一つ言えるのは、私の持っているものは全て惜しみなく提供いたします。出し惜しみはしません。是非盗める方は何でも盗んで欲しいです。職人としてでも、職人になりたいという方でも、何かお悩みでしたら、何でもご相談下さい。私の応えることの出来るものでしたら、何でもお応えいたします。お気軽にご連絡下さい。
TEL:098-863-3400 ヒロセ

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広瀬健太郎
専門家

広瀬健太郎(ジュエリーデザイナー)

JewelrySalonPlanet(ジュエリーサロンプラネット)

沖縄ミンサー柄、むすび、ハワイアンジュエリーなど。デザイナー兼職人である技術とノウハウを、お二人の幸せを形にするために惜しみなく使い、二人が共に喜んで頂けるためのお手伝いをさせていただきます。

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