WEB広告のコンバージョン計測って何で2つのタグが必要なの?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ざっくりとは
「デジタル技術を活用してビジネスプロセス、企業文化、顧客エクスペリエンスを変革し、ビジネスの新たな価値を創出し、競争力を強化することを指します。これは単なる技術の導入ではなく、組織全体の思考と行動の変革を必要とします。」
といった感じの解説が多いですよね。
ただ、実際にそれを進めていくにあたり、どう行動していけば良いのか。についてはこれまでデジタルを活用していない起業にとっては難しいことですし、実際に何からやれば良いのか分からないといった声を良くお聞きします。
そこで、DXを推進するにあたり、その具体的なステップを6段階に分けて解説してみたいと思います。
STEP1.
ビジョンと戦略の設定:
自社が何を達成したいのか、そのためにどんなデジタル技術をどのように使うのかを明確にします。これは「目的地と道しるべ」のようなものです。具体的には、例えば「顧客満足度を上げるために、AIチャットボットを使って24時間対応の顧客サービスを提供する」といった具体的な目標と戦略を設定します。
STEP2.
デジタル化の対象の識別:
自社の業務やサービスの中で、どの部分をデジタル化すると効果が大きいのかを見つけ出します。これは「どこを直せばいいのか」を探す作業です。例えば、時間がかかる手作業があれば、それを自動化するためのソフトウェアを導入することで効率化を図るといった具体的な対象を見つけます。
STEP3.
テクノロジーとパートナーの選定:
ビジョンと戦略の実現、デジタル化の対象の改善に適したデジタル技術と、その技術を活用するためのパートナー(ベンダー[*1]やコンサルタント[*2])を選びます。これは「何を使って、誰の力を借りるか」を決める作業です。
[*1]ベンダーとは、製品やサービスを提供する企業のことを指します。具体的には、デジタル技術の分野では、ソフトウェアやハードウェアを提供する企業、クラウドサービスを提供する企業などが該当します。これらのベンダーから必要な製品やサービスを購入し、自社のビジネスに活用します。
[*2]コンサルタントとは、専門的な知識や経験を持つ人々、またはそのようなサービスを提供する企業のことを指します。コンサルタントは、自社が抱える問題を解決したり、新しい方向性を示したりするためのアドバイスやガイダンスを提供します。DXの分野では、デジタル戦略の策定、新技術の選定と導入、組織の変革など、幅広い領域でサポートを提供します。
つまり、「ベンダーやコンサルタント」を選定するというのは、自社がDXを進める上で必要な「ツール」と「知識」を、外部の専門家や企業から取り入れるということです。このステップで弊社のようなWEB広告専門の代理店が選定されることになりますが、数多ある中でどの専門家を選択すれば良いのか、その選定自体も難しい現状があるかと思います。その点につきましては別のコラムで触れていきます。
STEP4.
実装と導入:
選んだテクノロジーを実際に導入し、それを使った新しい業務やサービスを始めます。これは「新しいツールを手に入れ、使いこなす」作業です。この段階では、従業員の研修やサポートも重要になります。
STEP5.
モニタリングと評価:
デジタル化した結果、目標が達成されているか、問題はないかを定期的に確認します。これは「結果をチェックし、評価する」作業です。一般的にはGoogle Analyticsなどのデータ分析ツールを使って客観的な評価を行います。
STEP6.
反復と改善:
評価の結果、問題が見つかったら改善します。また、新たな目標が出てきたら、再び1からステップを繰り返します。これは「修正して、また試す」作業です。デジタル化は一度で終わりではなく、常に進化し続けるものです。
これらのステップは理想的な流れですが、実際には一度にすべてを行うことは難しいかもしれません。小さなスタートから始めて、徐々にスケールアップしていくことも重要です。また、組織全体での取り組みとして、失敗から学びつつ前進する柔軟な姿勢が求められます。