睡眠時無呼吸症候群の体への負担
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
多くの患者さんに2001年よりスリープスプリント治療を行ってきました。
しかしいいことづくめのスリープスプリントですが、
すべての方に適応可能なわけではありません。
以下のような方にはスリープスプリントの治療効果はよくありません。
1)口腔内に残存歯数が上下合計20本以下の方
スリープスプリントは歯を固定源とするため、
残存歯が少なければ不安定となり使用できません。
2) 歯周病のひどい方
歯の動揺のひどい方、歯ぐきの腫れや出血が多くみられ、
口腔内の炎症のコントロールが困難な方
3)下あごの前方への可動域が狭く、下あごを前に1センチ以上出せない方
顎関節の病気などがあったり、顎が前方に動きにくい方は、
スプリントを入れるだけで顎の痛みを生じやすくなります。
4)鼻詰まりがひどく、鼻呼吸が苦手で、口呼吸しかできない人
鼻が詰まった状態でスリープスプリントを口腔内に入れると
呼吸がしにくくなるため
5) 寝つきが悪く、神経質な方
スリープスプリントを入れているだけで過敏になり、気持ち悪くなったり、
寝られなくなる方には適切な治療法ではありません。



