入れ歯の型取りは難しい！

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。



私たち歯科医師は入れ歯を作る時に、口の中の型を取っていきます。
その型の取り方は入れ歯のタイプ（歯の欠損の数1本～無歯顎）によってそれぞれの取り方をします。

患者さんによっては簡単に済んだという方もあり、すごく大変だったと思われる方もあり。
それぞれのようですが、その型に石こうを流し、入れ歯を作る模型が出来上がります。

その型取りの方法も先生それぞれでして、
例えば部分入れ歯ですと硬い歯とやわらかい歯ぐきの型を一つの模型に表すために、
それぞれ工夫されています。

例えば歯ぐきを指で押すとやわらかく弾性があり沈むのですが、
しっかりと顎に植わっている歯は沈みません。
そこで入れ歯を入れて噛んだ時にうまく全体として噛みあうように、
複雑な型取りをしています。

型取り後入れ歯の噛み合わせ、入れ歯の試適などの手順を踏んで入れ歯の完成となります。

入れ歯作りは優秀な歯科技工士の技術なしでは良い入れ歯はできません。
当院では入れ歯専門の歯科技工士に入れ歯の製作を依頼しています。

しかし入れ歯のアタリなど粘膜の問題は患者さんの噛む力と粘膜の厚みの薄さが関係します。
ですから、入れ歯は術後の微調整と定期的な調整が必要となります。
したがって患者さんにも気長にお付き合いをお願いしている次第です。