「やわらかい入れ歯」の症例 痛くない入れ歯
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
今まで多くの患者さんに「やわらかい入れ歯」を作らせていただいて、
「これで何でも食べられます」と感謝され、歯科医師としては嬉しく思いました。
しかしどの患者さんにもお伝えしていることがあります。
それは、時間が経ってくると歯グキの形も変化するため、
始めて作った入れ歯と歯グキの間に隙間ができて、痛みや入れ歯の動きが出る場合もあります。
その時期はそれぞれでして、1~2年で起こる場合、
また8年経っても骨の吸収が無く安定して食事が取れる場合と様々です。
「やわらかい入れ歯」の場合問題が出る時は、
新たに内面の張替えまた新しい入れ歯をお勧めしています。
この現象はどんな入れ歯でも同じことで、入れ歯を作った状態のままということはありません。
「やわらかい入れ歯」は歯グキや骨の吸収が多い患者さんが対象の入れ歯ですので、
入れ歯を安定する骨や歯グキの条件が悪いため、骨や歯グキの変化が少しでも起こると、
入れ歯そのものに不安定性のが出やすくなるものと思います。
そのため初めに入れ歯の安定性が損なわれにくいように設計をしますが、
口の変化が多い場合は、新しく作製となります。
平均的に3~5年で交換というところでしょうか。
入れ歯の安定や快適さは残った骨の量、ボリュウムで優劣が決まります。
くれぐれも歯のことも大切ですが、歯や入れ歯を支える顎の骨も大切にしてください。