入れ歯に慣れるために必要なこと
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
先週の入れ歯の話の続きです。
歯を1本ではあまり関係ないかもしれませんが、
歯を数本喪失すると顎は明らかに歯の多く残っている方へズレてきます。
例えば右下の歯を3本失うと顎は噛みやすい左側に変位し易くなります。
すると顎の関節は左を軸として回転しながら動くため、関節の中の関節頭の位置もズレ、
もちろん歯の上下の噛み合わせも変わり、それに付着している筋肉も変化します。
従って、抜歯したままにしておくと、残った歯が負担荷重になるばかりでなく、
顎関節や咀嚼筋にも異常が出てきます。
歯のない場所に入れ歯を入れると顎は以前の位置に戻ることが見られます。
しかし、歯の喪失数の増加や喪失期間が長期になると、
なかなか治療義歯を入れても改善が見られないことも経験します。
従って、歯を失った方は早期に入れ歯をお作りなることを勧めます。
それも歯の喪失数の少ない内にです。
少数歯の入れ歯はいずれ「カチッと入れ歯」をお勧めします。
残っている歯に負担が少なく、コンパクトで快適性が向上します。
是非ご相談下さい。