Mybestpro Members

津谷良プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

認知症の入れ歯作りについて 2

津谷良

津谷良

テーマ:訪問歯科診療

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



訪問診療の入れ歯作りの際、一番手の抜けない作業が入れ歯の噛み合わせの作業です。
歯の無い口腔という空間に入れ歯の大きさ、高さなどを決めていく作業です。

もし患者さんがフラフラと頭が動いていたり、首をかしげるように体が傾いていると、
噛み合わせの位置が決まらずに、入れ歯を作ることができずにお断りすることもありました。

特に認知症の患者さんの場合はこちらの指示(例えば口の開閉など)が通れば、
多くの場合OKの様です。

よく入れ歯を作って、認知症が大きく改善したなどの記事を見ますが、
たまにそういうケースがあるのかなーという程度で、介護職員や家族の方からそのようなご希望を寄せられますが、
あまり期待はしないようにと話しています。

まずは患者さんの生きようとする力、生命力の範囲でしか効果は出ないでしょう。

先週のコラムのBさんはまさに生命力が強い方で、入れ歯を早く作って欲しかったのだと思います。

入れ歯作りには、やはり患者さんの情報が大切で、
ご相談いただく時は、病気、薬そして今までの入れ歯の使用経験なども是非お知らせ下さい。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

津谷良
専門家

津谷良(歯科医)

津谷歯科医院

「うまく噛めない、痛みがある、話にくい、金属のバネが見えるのは入れ歯だから仕方がない」そう思っていませんか? 津谷歯科では患者様の様々なご希望にお答えするのが、プロとしての一流の基準と考えています。

津谷良プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

入れ歯と訪問歯科診療のプロ

津谷良プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼