「やわらかい入れ歯」の症例
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
昨年は「やわらかい入れ歯」を希望された多くの患者さんからご相談をいただきました。
感謝申し上げます。
昨年4年前から「やわらかい入れ歯」をご使用いただいているYさん(72歳男性)が来院されました。
最近体調を崩されて、大きな手術をされたそうです。
もともと体格の良い方でしたが、そのためかなり痩せてしまい、
入れ歯の調子が悪いとのことでした。
酒は嗜まれませんが、甘いものが好きで、
「食事が出来ないと生きてもしょうがない」とこぼされていました。
もちろん口の中も体が痩せてしまうと変化して痩せてしまいます。
つまり4年前に入れ歯を作った時と歯グキが痩せて、
入れ歯と歯グキの間に隙間ができて不具合が生じたのです。
幸いYさんの「やわらかい入れ歯」はキレイにお使いいただいていたために、
内面の張替えで対応することができました。
人の体は時間が経つと変化します。
Yさんの様に病気になって口の中も変わってしまう事もあります。
「やわらかい入れ歯」でもプラスチック製の入れ歯でも同じことです。
大切な事はその変化に対応できる事と思います。
もちろんYさんに張替え費用のご負担いただきましたが、
調子が良いと大変喜んでいただきました。
「何でも食べられる、肉でも、漬物でも」
この患者さんの言葉、この瞬間が歯科医冥利に尽きるひと時です。