さりお2024年6月28日号チラシ解答
テストで間違いがあれば、テスト直しをすると思います。
でも、テスト直しって、間違えたところを直すだけではありませんか?
まず、テストが返ってきたら、間違った箇所をチェックし、
どうして間違ったか、解答を見て解き方を確認します。
この後、面倒かもしれませんが、間違えた問題を解けるようにしたら、
更に類似問題に取り組み、その単元の問題が解けるようになれば理想的です。
でも、本当はここから、もう一つ大切な分析があるのです。
間違いの中に、ケアレスミスはありませんか。
実は、このケアレスミスの中に、お子さんの弱点が潜んでいる場合があります。
お子さんによっては、
「またケアレスミスしちゃった」と、単なる「うっかりミス」で片付けているかもしれませんが、
実は、テストでケアレスミスしちゃったというお子さんの中には、
テスト会場の雰囲気にのまれてしまったり、
制限時間のプレッシャーに押されてしまったり、
大人には想像できないことで、お子さんの精神的な弱さが出てしまう場合もあるのです。
だから、ケアレスミスの理由を確認することが大切なのです。
実際に、いつもならなんてことない問題が、初めていく試験会場だとすごく難しく感じて解けなかったということもあります。
こんな自覚がなくても、「あれ今日はこんなに沢山間違ってる」という場合も、もしかしたら同じことが言えるかもしれません。
「こんなにケアレスミスして!」と注意する前に、「どうしていつもできるのに、今日はできなかったんだろうね?」とお子さんが試験場でどんな心理状態だったのかを聞いてみる必要があります。
自分の弱点を知れば、改善の方法が見えてきます。まずは、自分を知ることが大切です。
試験や検定を十分活用し、少しでも緊張する経験を意識的につくることで、自分の弱点を克服しながら成績が向上するように頑張ってください。