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増本真一プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

家族の会話を大切に パート2

増本真一

増本真一

以前もこのテーマでコラムを書きましたが、
今回は少し入試を意識してお話します。

岡山には、公立中高一貫校が3校、さらに、来年度から
津山にも1校が開校します。

これら中高一貫校の問題を見ると、子供に意見を尋ねるものがあり、
なぜそう思うかを説明させます。

例えば、「これからの日本で、酪農を拡大するべきか、縮小させるべきか」と問われたとします。でも、この質問で、どちらが正しいという答えはありません。

どちらの立場でも、自分が決めた意見に対して、
「なるほど」と周りが納得できる説明をしなければなりません。

でも、このような力は、にわかに新聞を読んだり、時事問題を勉強したり、
それだけでは上達しません。

では、どのようにすればいいのでしょうか?

毎日のニュースなど家族で見ながら、お父さんはどう思うか、お母さんはどう思うか、
自分はどう思うか意見交換をしてください。

その時、子ども扱いせず、しっかりと真剣に話を聞いてあげてください。
そして、どうしてそう思ったのか、どう考えたのかを質問してあげてください。

最初のうちはうまく説明もできないかもしれません。
その時は、聞く側の大人が順序立てて質問し、考えが整理できるようにしてあげると
良いでしょう。

大人でも、話すうちにだんだん言いたいことがまとまってくることってありませんか?
子供も同じです。ご家族であれば、お子さんも恥ずかしがらず、心置きなくお話しできると思います。

また、このようにいろいろなテーマについて大人と話すと、
子供だけの視点で考えるより、社会性を踏まえた大人の意見に触れることができ、
自分では気づけなかった様々な問題や解決方法などに気づかされ、視野を広げることができます。

時には難しいニュースの内容が話題になるかもしれません。
そんな時は、大人が知ったかぶりをするのではなく、
「一緒に調べてみようか」と子供と一緒に勉強してみて下さい。
「お母さんも、このことは知らなかったわ。」なんて素直に話すと、
お子さんも一所懸命調べて、教えてくれるようになります。

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増本真一
専門家

増本真一(塾講師)

算数パズル教室 てらこや

入試や社会で求められる、「思考力」「言語表現力」「問題解決力」を独自の学習プログラムで育成しています

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