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コラム
本の出版を記念して~僕が建築を志したワケ その9~
2018年10月20日 公開 / 2021年1月4日更新
今となっては信じられませんが、私が入社した当時、会社では手描きで図面を引いていました。
そしてA1程度の大きな紙に描いた図面を青焼きコピーにして現場に持っていくのですが、そのコピー機がまた、しばしば紙詰まりを起こす恐ろしい代物だったの
です。
図面の作成には膨大な時間と手間がかかります。
ミリ単位の計算、正確な作図、見落としの確認……。
元の図を通したコピー機が紙詰まりを起こすと、その苦労が一瞬で水の泡になってしまうのです。
作図者の落胆は大きく、ポジティブな性格を自任している私ですら「死にたい」と一瞬頭を抱えるほどでした。
CADを導入すれば、パソコンで製図したものをプリンターから出力することができるので、そうした問題を一気に解消できます。
大手が少し前から導入しているのを知っていたので、私は「ぜひうちの会社でも使うべし」と考え、システム一式のリース契約を結んだのです。
~~~つづく~~~
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