地域を愛し、お客様とともに快適な住まいをつくる住宅総合サービス（3/3）

一歩先を行くサービスで、社会の意識を高めていく役割も

　一歩先を行くサービスで他をリードしてきたという「住まいの、マルワ」。現在販売に力を入れているのは、岡山県工業技術センターと地元企業が共同開発した除菌・消臭作用のある低濃度オゾン発生装置です。同装置がウイルスや細菌を除菌する効果は、財団法人日本食品分析センターをはじめ複数の検査機関で立証されています。「病院、学校、食肉工場、ホテル、バスなど除菌対策が必要な場所は多数あるので、まだ意識が高まっていないのが現状。で、今はひとりで懸命に重要性を訴えかけているような状態です」と西本さんは笑います。
　
　「大きな社会問題も身近なものとして感じ、自分にできることはないかと考える性分」という西本さんのもうひとつの顔は、岡山商工会議所青年部、岡山東法人会青年部の役員。地域活性化イベントや、子どもたちへの租税教育の旗振り役を務めています。さらに日本商工会議所青年部では政策提言担当委員会の委員長も務め、三世代同居・近居の助成制度などにも関わりました。「三世代同居のための増改築は、今後お客様へも積極的に提案していきたいと思っています。今は親の世代も『子どもの世話にはなりたくない』と言っていますが、最後は子どもの世話になるのが自然ですからね」。これから親を介護する世代である45歳の西本さんならではの、説得力あるメッセージです。

　ネットの時代といわれますが、西本さんは顧客と直接向き合い、安心して仕事を任せていただけるという「実体のある商売」を守っていきたいと言います。「私もお客様にいろいろ教えていただき、育てていただきました。これからも『共に生きる』という気持ちを大切にして、お客様とともに成長していきたいと思っています」
　
（取材年月：2017年5月）

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