留学で英語力は伸びるのか?(1)
みなさん、こんにちは。井上直美です。
今までの日本の学校教育では、「文法」「英文読解」が中心でした。
いわゆる「受験英語」と言われるものですが、
私は、「受験英語」が悪いとは思いません。
ネイティブ・スピーカーでない日本人が
英語力をつけるためには、
英語の文法は、ものすごく重要です。
たとえば、「時制」という概念があります。
私たちは、日本語のネイティブ・スピーカーなので、
過去形・現在形・未来形なんて、
何の意識もしないで使っています。
でも、英語を話す時には、
「時制」の違いを知っていないと言いたい事が伝わりません。
それは、勉強して獲得していかなければ使えないのです。
きちんとした文法を使えないと、伝わる英語にはなりません。
「受験英語」の問題は、
勉強の内容が偏っている、ということです。
英語は言葉なので、4技能をバランスよく学んでいかないと
コミュニケーションができません。
そこが、今までの英語教育では不足していました。
世の中には、英会話に関する教材や本が溢れています。
文法なんてどうでもいい、というものがたくさんあります。
でも、騙されないでください。
文法は、ものすごく大切です。
実際、私のスクールに通学される大人の方は、
皆さん、文法を学び直されています。
文法が分からないと、何をどう話していいのかわからないからです。
もし、いつまでたっても英会話が上達しない、と
思われている方がいらっしゃったら、
まずは、中学・高校の文法を勉強してみてください。
回り道のように感じるかもしれませんが、
結局は、英語の基礎力をつけることが、
将来のコミュニケーション能力に繋がっていきます。