自分で靴底を貼り直す際に注意すること
こんにちは。
フットライト.梶田です。
「不景気だから、出費はなるべく抑えたい」とか「連休に出かけるのも何だし、家で何しようかな」という方へ。
せっかくだから、この機会に自分や家族の靴を修理してみませんか?
今回は100円ショップの商品を使って、自分で靴の修理をしてみようというお話です。
(ちなみに100円ショップの商品紹介をいくらしてみても、当店には1円も入ってきませんが・・・)
Q1: パンプスのヒールに傷がついたら・・・?
A1:同じ色のマニキュアを買って塗りましょう。
もっと深く・・・
・同じ色がない場合でも、何色かを混ぜ合わせて調色すればOKです。
・傷が深い場合は、何度かに分けて塗り重ね、盛り上げる様にしてみましょう。
・硬い棒などで傷の部分をこすり革の繊維を動かすことで、傷を薄くしていくテクニックもあります。
Q2: パンプスのヒールにまいてある革がめくれた個所は・・・
A2:自転車コーナーにあるゴムのりを買って、めくれた個所を貼り直しましょう。
もっと深く・・・
・めくれた革が縮んでいることも多いので、めくれた革は元の位置まで伸ばした上で貼るようにしましょう。
・ゴムのりをヒール本体と捲れた革の両方に薄く塗り、少し乾かした上で貼りましょう。
・靴底用のボンドで貼り直した場合は利きが強すぎるため、後に修理店に持っていた際に修理を断られる場合もあります。
Q3: サイズの合わない(ブカブカしている)靴がある場合は・・・
A3:コルクシート材を買って、靴の中に敷いてみましょう。
もっと深く・・・
・1mm材、3mm材といった異なる厚みのコルクシート材を買っておくと、微妙なフィット感も調整できるので便利です。
・靴の中全体に敷き入れるのではなく、前半分だけに入れるようにすると安定します。
・敷いたシート材の段差を作らないように、断端部を漉いて薄く加工することがポイントです。
・もともと中敷きのない靴の場合は、ペラペラの薄い中敷きをコルクシート材の上に敷いてやると、余分な厚みも増えずにサイズ調整が上手く行きますよ。
Q4:革に汚れが付いたら・・・
A4:消しゴムを買って、こすって消してみましょう。
もっと深く・・・
・スニーカーなどのサイドラバーに付いた汚れも落ちます。
・ヌバック地などでも汚れを落とすことが出来る場合もあります。(色落ちして元よりも状態が悪くなることもありますから、自己責任で)
・こすり過ぎは禁物です。
今回の様なテクニックを覚えておきますと、いざという時にも慌てることなく、しかも自分で安く直せますので、興味のある方はぜひ一度挑戦してみてください。
(あくまでも自己責任にて挑戦してください)
自分でも出来るサイズ調整については、その内に具体的な方法を掲載する予定です。