【うまく維持されているみなし墓地例】続・全く大手メディアが報じない墓じまいの実態【岡山田舎版シリーズ】

今回は半分お寺の宣伝みたいな文章になります。
拙寺(朝日寺)には境内地に写真のような人工芝広場を設けています。
「え?お寺にサッカーコート?」と思われる方も居られると思いますが、「広場を造った経緯」「広場を造った狙い」「造ってみての効果」「お寺で遊ぶ意義」などをまとめますので、ご興味のある方はご覧ください。
➀人工芝広場を造った経緯
➁芝生広場を造った狙い
③造ってみての効果と意外な反応
➃お寺で遊ぶ意義

➀人工芝広場を造った経緯
2007年に畑地を取得し「多目的利用の場所」としました。
多目的とは、第2駐車場やイベントスペースの他、将来的な○○堂の建立地です。実際の稼働は年に1~2回程度で、他の日は「遊んだ土地」でした。
悩みの種は維持する労力。除草剤を撒いても撒いても草は生えてきます。
そこで思いついたのが「人工芝の敷設」です。
人工芝は防草シートになりますし、遊び場にも駐車場にも使えて一石〇鳥!
将来○○堂を建てる必要が出たら芝生を剥がせば良い。
除草の費用・労力と芝生の費用・耐用年数を天秤に掛けると充分GOサインなもので、芝生広場造成の運びとなりました(2020年完成)。
➁芝生広場を造った狙い
話を「お寺で遊ぶこと」に絞ります。
お寺の役員会(平均70代)ではよく「お寺で遊んだことは一生思い出に残る」「話題によく出る」「子供を来させる工夫を」といった声が出ていました。
思えば私が小学生のころ(1990年代前半)は、境内で鬼ごっこや缶蹴りを友達とやっていたものです。しかしすっかりそんな姿は見なくなりました。
少子化や屋内遊び(ゲームなど)だけが原因でないと私は思います。
“ゾーニング”の意識が進んで、お寺が日常の遊び場ではなくなったのではないかと考えています。
その姿を取り戻すには、現代の価値観にお寺が変革的アプローチをしなければならない、という思いがありました。
年中行事では子供をターゲットにした努力をしてきたつもりではありますが、行事はその日限定。好きな時に利用できるのも芝生広場の利点です。
③造ってみての効果と意外な反応
拙寺から徒歩圏内に居る子供の数は手で数えられる程度です。
が、意外にも大人が先に反応してくれました。
パターゴルフの練習する方、体操する方。
サッカーゴール(11人制大人用)を置いているので、個人練習に来る若者も。車で子供を連れて遊びに来られている方も居ます。
つつじ見に、とあるデイサービスのお出掛けスポットにもなっています。
こんな感じで地域貢献、地域活性化に役立てられるなら嬉しいことです。
➃お寺で遊ぶ意義
境内にあるとは言え、私住職としては宗教を押し付ける意図は全くございません。自ずとお寺の雰囲気に入る人は入れば良いくらいに思っています。
ですが「通学路や自宅の近くに『神社・寺院・地蔵』があった人は、大人になってからの幸福度が高く、利他的な性格になりやすい傾向がある」という面白いデータが行動経済学の研究で示されています。
この広場に入るには本堂の前を通る導線になっています。
本堂で手を合わせて帰る親子連れを見ると実にほっこりします。
まだこの広場は出来て6年足らずです。ここで遊んだ子供たちが良い大人になって、いずれ思い出の1ページになることを願っています。
ご興味のある方はお越しください。


