節目の年の同窓会
年始から大きな悲しいニュースが日本中を駆け巡りました。
悲しいニュースの一つ、2日のJAL機衝突事故ですが、
衝突からあっという間に飛行機全体に炎が広がったにも関わらず、
1人も命を落とすことなく避難できたことが不幸中の幸いだったと思います。
(ペットは残念ながら救うことはできなかったそうですね…)
衝突後の機内の映像を見ると、JALのCAさんの落ち着いた態度、
そして一部の乗客の方の落ち着くように呼びかける声、
そして乗客の皆さんもきちんと指示に従って行動したこと。
全てが揃っていたからこそ、全員無事に避難できたんだと感じました。
このような修羅場の状況では、乗客がパニックになってしまうこともあると思いますが
そこをパニックにさせなかったCAさんの毅然とした態度が素晴らしかったと
専門家の方が絶賛されていました。
滅多に起こらない事態でしょうが、
それでもそのための日々の訓練の結果が
しっかりとCAさんに根付いていたからなのでしょう。
そして、CAさん同士が機内で連絡を取り合う機内電話が
衝突の影響で一部使えなくなっていたとも聞きました。
そのため、CAさんが大きな声で燃えている箇所や状況を報告し合い、
どこの扉を開けるべきか、確認していました。
このような緊急時では、上司や複数の目での確認を待たずに
CAが自身で判断して行動することも必要です。
短時間のうちに開けるべき扉を判断し、そしてそこから全員が無事に避難できたということは
JALのCAさんが自律的に行動した結果とも言えるでしょう。
ここまでの緊急事態は滅多にあることではないですが、
VUCAの時代である現代ではやはり非常時や緊急事態に、
自身で状況判断して行動することも必要になります。
そんな人財が育っている企業はやはり強い。
改めて人材育成の大切さを感じました。