壁画制作:フロムーン別府ハウス、温泉の壁画
今回、
以前店内に壁画制作をさせていただいたり、
いつも個展などでもお世話になっている、
「薪窯ピッツァ&ギャラリー花民」(別府市)さんが
大分市内にて、冷凍ピザの自動販売機を設置することになり、
まさかのその自動販売機に壁画制作のご依頼をいただくことになりました。
(花民の壁画とオーナーの安達さんと販売予定の冷凍ピザ)
今回は、こちらの花民のオリジナルの薪窯をモチーフとして、
自動販売機を薪窯にしてほしい!というリクエストをいただき、
デザインを考案させて頂きました。
制作までの経緯
制作にあたり、今回の経緯も聞かせていただくと、
やはり、ここ数年のコロナ禍での飲食業界の大打撃もあり、、
例にもれず、花民さんもかなり大変だったそうで、
対策の一つとして、テイクアウト用に冷凍ピザを考案されたらしいのですが、
それでも色々と困難が続き、、
その試行錯誤の果てに生まれた案が、
今回の自動販売機だったそうなので、
僕も制作に対して、より気合いが入りました。
制作の紹介
それでは、今回の制作の紹介に入ります。
制作前がこちら。
SNSに上げた画像なので、本日となっておりますが、
このように真っ白い自販機がやってきました。
こちらをキャンバスとして、制作となります。
そして、なんとなんと、この制作開始日が、
花民さんのオープン記念日と、お店の大切な関係者の誕生日ということで
驚きつつ、更に気合いが入りました!!
そして、いよいよ制作です!!
制作中は、
人通りが多い道路沿いということもあり、たくさんの方が声をかけて来てくれました。
特に小学生の通学路でもあるので、子どもたちがたくさん来てくれて、
時々説明するのですが、子どもたちが無邪気過ぎて完成図を奪われそうになることもあり…
それはさすがに困りましたが(^^;)
それ程、興味を持ってもらえることは嬉しいなぁと☆
ここ数年は、自身の心境の変化やコロナ禍もあり、
画家として高みを目指す動きに力を注いだり、
ネット販売に力を注いだり、
ステージや配信でのライブペイントや、
様々なワークショップ、自治体での壁画制作等々…と
動きをかなり変化させてきたので、
久しぶりのこういった現場での壁画が新鮮に感じ、多くの発見もありました。
1つ感じたことは、この現場での壁画制作にすべてが凝縮されてるなぁと感じたりもしました。
昔から思ってましたが、
ストリートで歌っているような感覚にかなり近いなぁと。
昔は、路上でパフォーマンスもしていたので、それを強く思い出しました。
すべての経験が無駄じゃない。
そんなことも思いました。
色々と気づきがありながらも、完成間際で梅雨に入ったりして、制作が中断したりと
色々ありましたが、
先日無事に完成しました!!
完成がこちら
今回、オーナーさんの希望で、トリックアート的な手法を使い、インスタ映え的な面白い写真が撮れる要素がほしい!ということで、
完成と共に、オーナーさんのお孫さんたちがポーズをとってくれました!
全体は
花民さんのオリジナル薪窯をモチーフとしていて、
出てくるところからは火が溢れ出し、前回の個展で生まれた「多様性のメジロ」が花民さんの看板を運んでくれてます。
そしてサイドからは、花民さんのある別府の湯煙の町並みから、看板娘ちゃんが
ピザを「はいどーぞ!!」と、
大分市へ届けている様子を描いてます。
そして
ピザのチーズがびにょ〜んとなり、持ち上げるポーズや食べるポーズ、
そして、ピザカッターも描いているので、ツーショットも撮れます。
裏側にも窯の模様を使って、ちょっととしたメッセージも書いてます。
自販機の場所は
大分インター降りてすぐの大分市志手という場所で、豆の力屋さんの側のコインランドリーの駐車場にあります。
販売開始は、6月1日の予定でしたが、機械の調整が必要になったそうなのですが、
昨日6月9日より発売開始になりました!!!
花民さんのコロナ禍での色々な困難を超えての新たな挑戦!!!
販売前に
ピザをいただきましたが、お店でいただいたピザそのままで、
本当にめちゃくちゃ美味しいので、
是非、絵と共に味わってくださいね(^^)
今回、ご依頼いただいた花民さんに心から感謝です!!!!
以前の花民さんでの個展の様子はyoutubeにもアップしてますので、
よろしければご覧ください!