【壁画制作・前半戦】のつはるアートコレクション(大分市)
今回、昨年の7月~今年の3月にかけて、豊後高田市から業務委託を受け、
総合ディレクターとして関わらせて頂いた
大分県豊後高田市の恋叶トンネルアート内には、県内8校の学生と一般の方々(総勢70名以上)の作品が完成しました。
今回は、その中で、私が制作させて頂いた壁画を紹介させて頂きます(^^)
まずは、駐車場側の作品「真玉海岸の夕陽」から
この作品は、トンネル出入口の駐車場側の一番手前にありまして、トンネルに来られた方を歓迎するウェルカム的な看板のような作品になればと思い制作しました。
モチーフは、日本夕陽百選にも選ばれている、この恋叶トンネルのすぐ側にある『真玉海岸』の夕陽を描いています。
この景色は、引き潮で天気が良いタイミングしか見ることが出来ないので、実はかなり貴重なので、
この夕陽を見に行ったけど見れなかったという方がかなり多いと思うので、そういう方にも楽しんで頂けるように、
実際に見た時の感動をできるだけ絵に反映させれるようにと描きました(^^)
実際に、私も今回のプロジェクトの半年以上の期間中、数えるぐらいしか見ることが出来なかったので、かなり貴重だと思います(^^)
(一番下の昼間も美しいのでオススメです)
そして、その夕陽から、このトンネル内を案内するカモメが看板を持って飛び出している、、という作品になっておりますので、ここに来た記念に写真を撮って楽しんで頂ければと思います(^^)
ちなみに、隠れたハートの雲があるので探してみてください♪
次は、トンネル中央のシンボルツリー「恋叶の木」
続いて、421mあるトンネル内のちょうど、真ん中に描いた『恋叶の木』をご紹介します。
恋叶の木は、高さ約3.5m×横幅6mの巨大な木で、このトンネルのシンボルツリーとして描きました。
当初は描く予定はなかったのですが、3月20日に完成披露イベントを予定していたので、なにかお客さんが楽しめる面白い企画ができないか?ということで、見るだけじゃなく、絵の制作に参加できるような企画を考えよう!という流れになり、
ハートを描いたり、恋人たちがメッセージを残せるような作品を描けるといいのではないか?ということで、
この『恋叶の木』が生まれました。
また、この地域は『恋叶ロード』といってたくさんデートスポットが点在しているのですが、その発祥とも言われている縁結びの神社『粟嶋社』をモチーフとした作品が、今回のトンネル内の他の参加者からもなかったこともあり、
昨日、ご紹介した長崎鼻の作品同様に、恋叶ロードをご紹介する一環として、絵の構想を進めました。
粟嶋社には、叶え岩というハートの岩があり、そこに願い石を投げて、恋の願掛けをするというものもあったり、
本殿の横に、岩をくりぬいた丸型のアーチがあり、様々な伝説が残されていたりします。
これらをモチーフに、恋叶の木に取り込み、だまし絵風に構成しました(^^)
また、実ったハートの実を食べると恋が叶うという設定になっております(^^)
他にも、動物たちが木の中で遊んでいるので、そちらも見つけてみて下さい(^^)
一番上には、皆さんの恋を見守る福の神としてフクロウを描いてます。
(↑こちらが粟嶋社)
完成披露のイベントは新型コロナの影響で、延期になりましたが、
いつの日か、この恋叶の木にハートを描いたり、ハートのメッセージを加えるようなワークショップの参加型イベントができるといいなぁと。。そんな日が来ることを願っています。
最後、トンネル出入口の市街地側「現代アート&菜の花の長崎鼻」
そして最後に、トンネルの市街地側の出入口に描いた作品の解説をさせて頂きます(^^)
この作品は、長崎鼻をモチーフに描かせて頂きました。
「恋叶ロード」にある、この長崎鼻は現代アートと菜の花がある美しい観光スポットになっています。
当初は、そこを紹介する意味も込めて、菜の花の美しい景色と、そこから飛び出すハチが、このトンネル内を案内してくれるような絵にしようと思っていました。
でも、描いていて、なんだか納得が行かなくて、しばらく置いていたのですが、
現地にあらためて行くと、
ちょうどこの景色の見える場所には、
あの有名なジョンレノンのパートナーのオノ・ヨーコさんの作品「見えないベンチ」がありまして、そこに彼女の詩が添えられているんです。
『風のための絵
種をいっぱいに詰めた袋に穴をあけて その袋を風の吹くところに置きなさい』
この詩をじっくり読むことで、
完成に納得いかなかった理由がわかり、
インスピレーションを得て、詩を具現化するという形で、
最終的にこの絵を完成させました。
そして、絵に描かれたカップルの恋が叶うことを暗示する意味で、日輪を描いています。
長崎鼻のこの場所に行かれた方の心に深く刺さることを願いつつ、
平和を願うオノ・ヨーコさんの作品とのリンクも出来た作品になっておりますので、是非こちらもお楽しみ頂ければと思います(^^)
また、ちょうどこの制作を終える直前に、豊後高田市の佐々木市長が偶然お客さんをつれて来られ、この制作の意図もタイミングよくご紹介できたのでよかったです(^^)
末永く愛される作品になりますよう祈ってます。
その他「各種看板」&遊びの動物たち
その他にも、この421mのトンネル内には学生や一般の方の作品を紹介する看板の壁画があります。
この看板は、空間ペインターのアシスタントを務めてくれた
丸岡あすかさんが制作してくれました(^^)
ただの看板では面白くないので、絵に関連したモチーフとして、絵筆と、パレットを看板にして、学校名と、それぞれのテーマや、運動しに来る方へ向けた距離の表示も描いています。
また、トンネル内をより楽しんで頂けるように、それぞれ色を分けて、その色に関連した動物たちが、遊んでいる様子を添えています(^^)
それぞれの遊びの絵には、隠れハートがあるので、そこも是非探してみてください(^O^)
ちなみに、今回のプロジェクトの為に来てくれたスタッフも、この3月で契約終了となり、新たなスタートをきることになりました(^^)
彼女がいなければ、ここまでスムーズにこの事業を終えることが出来なかったと思うので、本当に感謝してます(^^
)是非彼女のこれからも応援の程、よろしくお願いします(^^)
今回も、長文にお付き合い頂きましてありがとうございました(^O^)
今週末も、現地で人気投票が続いていますので、是非遊びにいらしてくださいね。
また、恋叶トンネルアートを紹介するホームページが出来ましたので、こちらもご覧ください☆
http://kukanpainter.com/pg131.html
■空間ペインターの活動や、その他の作品などを紹介しているホームページはこちら。
http://www.kukanpainter.com
■空間ペインターのこれまでの壁画紹介はこちら↓
http://www.kukanpainter.com
■壁画の制作料金については下記ページをご参考ください。
http://mbp-japan.com/oita/yoshiga/service1/130/
■オーダー絵画制作についてはこちらをご参考ください。
http://mbp-japan.com/oita/yoshiga/service1/131/
■オリジナルグッズのオンラインショッピングページはこちら。
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