成績を上げることは、間違いを少なくすること
高校入試、大学入試のような入試と模擬テストや実力テストと呼ばれるテストの成績を上げることは、簡単ではありません。日頃の努力、精進の積み重ねがないと、そういう種類のテストの成績は上がりません、
それに引きかえ、中間テストや期末テストという、いわゆる定期テストの成績を上げることは、上記のテストに比べると、さほど難しくありません。
定期テストの場合は、出題範囲がはっきりしていて、さらに具体的です。教科書のページ、ワークのページ、プリント類の指定、さらには、どの内容から出るとまで示してくれている場合もあります。
なので、点を取るためにやることが、はっきりとわかります。材料は、学校で使っているものばかりなので、新たに何かを買う必要もありません。
材料がわかったら、あとは、指定している範囲の内容を覚えるだけです。ここが肝心です。勉強はやっているけど、成績が上がらない、と嘆く人は、やり足りていません。覚えきれていないから点が取れないのです。覚えきるまでやらなければ成績は上がりません。
覚えきるまでにやる時間には、個人差があります。30分でできる人のあれば、3日間かかる人もいるでしょう。足が速い人がいれば、遅い人もいます。時間がかかる人も、諦めないでください。一番足が遅い亀さんでもウサギに勝ちました。
塾で前と同じ問題をさせると、成績が悪い人に限って、「先生、その問題は前にやりました。」と言います。こっちはそんなことを百も承知でさせているのです。君ができるようになっていないと思っているから。
定期テストの成績を上げる勉強方法の一番の肝は、覚えきっているかどうかの確認テストをやることです。一通りワークを解いたら、再度同じ問題を、本当にできるようになっているかどうかを確認するために解いてみるのです。
成績が上がる人にとっては、こんなこと常識です。成績が悪い人は、一通りさらっとやって終わりです。身についていないまま、テスト勉強終わりです。当然成績は上がるはずがありませんね。
本当に成績が上がりたいかどうかは、取り組み方の姿勢に現れます。あなたの子どもの本気度をよく観察してみてください。