高校入試 数学、社会、理科は対話文に慣れるように
公立高校入試を推薦入試で受験することを希望する生徒が、ここ数年増えてきました。
推薦入試で大きなウェイトを占めるのが、内申点です。学校によっては調査書とも呼ばれます。
お子さんに「あんたは推薦で行くのだから、内申点を上げなきゃだめよ。」と言っていませんか。内申点を上げるって、どうすればいいのでしょうか。学校のテストでいい点を取る。もちろん、それもあります。
でも、一般入試で受験しても学力的に厳しいから推薦で行く、という人なら、そもそも学校のテストでいい点を取れていないから推薦入試を選択したわけです。だから学校のテストで取れる点数には限界があります。
ならば、提出物で頑張りますか。これまでのことは水に流して、これから宿題は期限内に絶対に提出するように。
そして意外とみんなが知らないことは、実技4教科の取り組みが大事ということです。高校入試に関係ある5教科については、テストのたびに一喜一憂するほど気にしていますが、実技4教科については、あまり関心をもっていませんよね。
ところが、推薦入試では、実技教科にどれだけ真剣に取り組んできたかが、大きく評価されるのです。入試に関係ないと思われる教科は手を抜くのか。どんなことでも、真剣に取り組むのか。ここに生徒の人間性が現れます。高校側としては、どっちのタイプの生徒に来てほしいでしょう。言わずもがなですよね。
実技教科には、得意、不得意があると思いますが、たとえば絵が下手であっても、作品を書くことに真剣に取り組んで期限内に提出し、定期テストでも5教科と同様に勉強して、いい点を取れば、先生の心証はとてもよくなります。結果として、内申点が上がります。
公立高校入試を推薦入試でいく人は、これからは提出物と実技4教科に真剣に取り組んでください。もちろん、日常生活では、先生はもちろんのこと、友達からも推薦したくなるような人物を目指して、自分を磨いていってください。