プロを招いて
先日、APU立命館アジア太平洋大学で
留学生を対象にした「日本語発音練習」の授業に行ってきました。
私は、もう長いことレッスンをしてきていますが
外国人に・・・というのは、初めての経験。
まず、日本語の授業をどのくらい理解するのか???
ということが気になります。
でも日本語教育の先生によると「ほとんど理解できます」とのこと。
「授業は、全編日本語でOKです」とのことでした。
当日、教室には2つのクラスの60人ほどの学生さんが集まりました。
中国・韓国・インド・インドネシア・タイ・ベトナム
といった国出身の若者たちです。
ちょっとドキドキでしたが
皆さんは、まず私の「おはようございます!」の挨拶に驚いた様子。
なにしろ、声が大きいですから><
でもプロでやっていくには、最初の挨拶から
「お、プロがきた!!」と思ってもらうことが大切です。
とはいうものの、この場ではそんなことは関係ないのですが・・・
恐らく、APUに限らず、
こんなに大きな声ではっきり喋る先生はいらっしゃらないのでしょう。
いつもと変わらず、呼吸・発声・発音のレッスンをしていきます。
「あいうえおのうた」と「がぎぐげごのうた」にも取り組みましたが
拍子抜けするほど、皆さん上手でした!
ただ、国によって母国語の特質からか、舌の動かし方などが違います。
たとえば、中国の人は「う」のとき舌が奥に巻いていて、はっきり聞こえません。
韓国の人は「ざ・ず」が「じゃ・じゅ」になってしまいます。
タイやインドの人は「た」行が苦手のようです。
どうやったら、日本語としてクリアに聞こえてくるのか・・・
一人ひとりの言葉をチェックしながら、探っていったのですが
なかなかに難しく、面白かったです。
次回は、もう少し少ない人数の教室にお邪魔して
自己紹介をひとりひとりチェックする予定です。
それにしても、皆さん日本語がとても上手。
普通にしゃべれる日本語を、ビジネスでも通用する日本語にしたい!
と意欲満々です。
日本人のあなた、油断できませんよ!