プロ養成/基礎クラス第22期♪卒業を迎える
音やのレッスンは、「基礎力」にこだわっています。
基礎力とは呼吸・発声・発音・滑舌・日本語のきまり です。
タレントさんは、いわゆるタレント、なんらかの「才能」に恵まれ
仕事をします。
アナウンサーやキャスターは、情報を「きちんと伝えて」なんぼです。
万が一、避難を促すような事態が起きた時、
災害情報や避難情報を、間違いなく確実に伝えなければならないからです。
昨年の3・11を省みて、避難情報をどれだけ真摯に伝えられるか
という練習を、必死にしているNHKの番組を見ました。
お腹の底から「逃げてください」「避難してください」「速やかに行動してください」
と伝えるために、基礎力は絶対的に必要です。
何度も言いますが、基礎体力をつける練習は「筋トレ」です。
アスリートが全身の筋肉を鍛えるように。
演奏家が指使い・指運びを鍛えるように。
しゃべってお金を貰う(プロの)私たちが、
きちんと伝わるための筋トレをするのは当たり前のことです。
こうして基礎力を身につけると、「型」ができます。
きちんと止まれ、すっと動ける。その間に「間」が生まれる。
これを目指します。
そして、次のステップでそれを「崩して」
面白さやかっこよさを目指す。これが「型破り」
「型」がなくて、最初から「俺流」なんていうのは単なる「形無し」
みっともない!で終わってしまいます。
「型破り」は、元々歌舞伎の言葉ですが
私たちの生活にも当てはめて考えられると思います。
特に大分のような地方では
ラジオのパーソナリティ(タレント)でも、ニュースや情報を読みます。
マルチな力を求められることが多いのです。
「自分流」が「型破り」として認めてもらえるためにも、まずは「型」を身につける。
そのためにひたすら「筋トレ」です。
難しいことではありません。
もちろん、私も、毎日「筋トレ」しています。
あの「悟空」の声優・野沢雅子さんも先日テレビでおっしゃっていましたよ。
「滑舌を、とにかく毎日しました。今日しなければ明日2回すればいい。
それではダメです。とにかく継続すること。毎日じゃなきゃだめです」って。
だから、現役を長く続けることができるんですね。素晴らしいです。