二宮桂子プロのご紹介
お客様にも美容師にも選ばれるお店づくりを(2/3)
アーティスト気質から天職の道へ
人当たりの良さと気風の良さをあわせもつ二宮さん。大分市の出身で、3姉妹の次女として生まれ、小さい頃は美術や体育を得意とする活発な子どもでした。美術では特に写実画が得意で、漫画家になりたかったことも。ファッションや髪型へのこだわりも強く、小学校低学年の時に、母が選んだ服が自分のイメージと違うことで泣いたこともあったといいます。
高校は、大分県立大分商業高等学校の商業科へと進学し、居酒屋やアパレル関係、飲食店などでアルバイトをしながら、社会勉強をします。「とにかく洋服が大好きで、県外まで古着を買いに行ったりしていましたね」とファッションへの思い入れの強さを語ります。また、髪型も頻繁に変えるなど、アーティスト気質がどんどん開花していったのもこの頃。
卒業後は、福岡でアルバイトをしながら人生経験を積み、帰郷して偶然出会ったのが『ルパン三世』でした。
「はじめは美容事務として入社しましたが、すぐに社長から美容師の話を聞き、美容師を目指しました」。21歳で美容師免許を取得し、店に立った二宮さんが感じたこと。それは、接客と美容師の仕事の、驚くほどの面白さでした。
「シャンプーをしている時、『気持ちいい』『ありがとう』などの言葉を直接聞けるのも幸せでしたし、とにかく楽しいし刺激のある毎日でしたね」。まさに水を得た魚のように、美容師の仕事の楽しさに開眼し、技術を磨いていきます。
「みんなでチラシを作って一般の方のモデル探しをしたり、色んな挑戦をしていました」。さまざまな経験を積んだ二宮さんは、お客様からの使命トップとしての地位を確立し、25歳の時、当時新しく出店した「リゾ」という美容室の店長に抜擢されます。順風満帆に見える中、店長という立場ならではの、教育の悩みにも突き当たります。
「私自身は先輩の技術や接客を真似してきたので、部下にも自分の姿勢を見てもらおうと思ったのですが、なかなか伝わりづらくて」。もともと、個々の考えを尊重する二宮さんだからこそ、部下への指示や指摘の難しさを痛感。「自分が思っていないことを言葉にしても伝わらないんですね」。スタッフの指導や育成という壁を乗り越えようと10年間試行錯誤し、売り上げという結果も安定してきた頃、会社の事情で「リゾ」を閉店。再び「ルパン三世」へと戻り、統括としてスタッフ全体をまとめる立場に就いたのです。
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