子どもがいない夫婦の“これから”マネープラン⑥
こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
FP事務所でのメインとなる仕事にライフプラン(未来設計図)作成があります。
普段相談の多い30代の方々へお話ししていきます。
「ライフプラン」って聞くと、何だか堅苦しい印象を受けるかもしれません。
でも実は、これは将来の“夢”や“理想の暮らし”を叶えるための大切な道しるべ。
特に30代夫婦にとって、これから迎えるライフイベント――住宅購入、子育て、働き方の選択、老後の備え――は、
家族の形やお金の使い方を大きく左右します。
この記事では、「ライフプランってそもそも何?」「どうして必要なの?」という基本から、
30代の今だからこそ考えておきたい理由までを、やさしくお伝えしていきます。
「ライフプラン」って何をすること?
簡単に言えば、
「これからの人生で、どんな暮らしをして、どんなお金が必要になるのかを整理すること」
です。
たとえば、こんなことを考えてみます。
・いつまで働きたい?
・子どもは何人ほしい?
・どんな家に住みたい?
・どんな老後を過ごしたい?
このような“未来のイメージ”に対して、
「ではそれにいくらくらい必要なんだろう?」と、ざっくりでも金額に置き換えてみる。
それがライフプランの第一歩です。
ライフプランを立てないとどうなるの?
「その時が来たら考えるよ」でも悪くはありません・・・。
でも実際には、以下のような“落とし穴”にはまる可能性があります。
①「想定外の出費」に慌てる
急な病気や修繕費、保険料の更新など、予測していない支出は意外と多いものです。
ライフプランがあれば、ある程度の備えをもって対処できます。
②「貯めどき」を逃す
子どもが生まれる前、住宅ローンを組む前など、30代は貯蓄のチャンスでもあります。
なんとなく過ごしていると、まとまったお金を貯めるタイミングを逃してしまうことも。
③「夫婦の方向性」がズレる
「10年後、どうしていたいか」――この認識が夫婦で違うと、思わぬすれ違いに。
ライフプランは、価値観や将来像をすり合わせる良いきっかけになります。
なぜ30代が“ライフプランの始めどき”なの?
30代は、人生の中でも選択肢が大きく分かれる年代。
たとえば、
・働き方を変える(転職・独立・時短勤務)
・子育てが始まる
・住宅を買うか、賃貸を続けるか考える
・投資や資産形成をスタートする
こうした場面で、“なんとなく”ではなく“納得して選ぶ”ためには、全体像を把握しておくことが重要です。
その地図になるのがライフプランなのです。
難しく考えなくて大丈夫
「お金のことは苦手」「数字を見ると頭が痛くなる…」
そんな方でも心配いりません。
ライフプランは、ざっくりした想像からスタートしてOK!
「子どもは2人ほしいな」「45歳くらいでマイホームが理想」
こんなイメージから、必要なお金を少しずつ“見える化”していけばいいのです。
家計簿アプリや、ネット上のシミュレーターを使えば、プロでなくてもある程度の設計ができますし、必要ならファイナンシャルプランナーに相談することもできます。
まずは夫婦で「未来の話」をしてみよう
ライフプランづくりの第一歩は、夫婦で話すことです。
いきなり数字を出す必要はありません。
たとえば、こんな問いから始めてみてはいかがでしょう?
「5年後、私たちはどこに住んで、どんな毎日を送っていたい?」
「子どもが高校生になる頃、どんな暮らしをしていたい?」
共通のゴールを持つことで、家計のやりくりやお金の使い方にも一貫性が生まれます。
ライフプランは「制限」ではなく、「自由に選べる未来」をつくるためのツールなんです。
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