後藤啓介プロのご紹介
海洋散骨により自然に還る「新しい旅立ちの形」を提案(2/3)
細かく粉骨した遺骨は環境に優しい袋に納め、散骨の様子は写真に撮って御遺族へ
「お骨は専用の機械で2ミリ以下の粉状にし、環境に配慮した水溶性の紙袋に納めます。手元に置いておかれる方は、湿気を防げるよう真空パックもいたします。粉骨については、ご遺族が見届けられないところもあるようですが、当方では丁寧に進めている様子を確認してもらう意味でも、立ち会っていただけます」
他の人の骨が混ざることがないよう、器具は1件ごとに徹底洗浄。きめ細かくさらさらの状態にするため、遺骨の乾燥も行います。お墓の中にあったご遺骨は湿気を含んでいる事が多いため、念入りに乾燥していると説明します。
作業を終えた後は、遺族が自ら供養する場合は返還し、散骨代行であれば後藤さんが船上で手ずから海へ流します。
「故人さまの無事を祈って、時間になれば船の方角に向かって手を合わせてくださいとご遺族にお伝えしています。当日の様子を撮影した写真は、散骨証明としてお届けします。気象状況により海へ出られる日は限られるため、ご依頼からお見送りまで3カ月から半年ほどいただく場合がございます」
ただ、初めてであるがゆえに中には戸惑う人も。
「ある高齢の女性が、長い闘病の末に亡くなった旦那さまのご遺骨を持参されたときのことです。散骨を決めたものの、表情からは迷いというか、罪悪感のような感情が読み取れました。そこで『ご主人さまは痛みや苦しみから解き放たれ、世界中を旅しておられるのですよ』と声を掛けたところ、ぱっとお顔が明るくなり、『私のときもお願いします』と言ってくださいました」
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