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日本の木造建築のハイテクに無知な現状

武石明

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神社・仏閣や古民家が数百年経っても、現存しているのは何故でしょう?

この永い間に、災害国・日本では台風や地震に何度か襲われている筈です。

建築構造学的に視れば、木という弱い材料を使った建物が、これまで永らえてきた何か要因がある筈です。

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今風の木の家は、筋かいや金物、合板で固めて耐震対策としています。

でも、古い家には、この様なものは一切ありません。

結論から申しますと、「柔よく剛を制す」「粘り耐える」の構造なのです。

強烈な横の力に襲われた時、只々がむしゃらに立ち向かうのだけでは限界があります。

一時は立ち向かうが、それ以上になったらサラリと受け流し粘り続ける。

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これがまさに先人の知恵であり、日本建築の伝統なのです。

これまでに超進化したハイテクを捨てて、ワンタッチで組み立てられる速さと安さが、果たして技術の進化・文化といえるでしょうか?


詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

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武石明
専門家

武石明(一級建築士)

株式会社研創

木の特性を知り尽くした設計士の視点と、古き良き伝統の大工技術、更にはコンピューター解析での「限界耐力計算法」による耐震証明が融合された、住めば住むほどその真価を実感出来る「こだわりの木造住宅」を提供。

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