家は周囲への影響と住む人の品格を表すもの
長期優良住宅の認定基準に「可変性」という、聞き慣れない言葉があります。
これは、ライフスタイルの変化に応じて、間取り変更が容易であることを意味します。
丈夫で長持ちのする家であっても、そのままの形で20年、30年後、住む人の要望に応えられるかと言えば、答えは一つ。当然のごとく「可変性」が求められます。
それは、間取り変更であったり、内外装の取り換えであったり、設備機器の入れ替えであったりします。
ところが、その段になって工事費がべらぼうに高額となると、飴の代金よりも笹の代金となります。
その過大な負担を後世にまで残さない為には最初が肝心です。
丈夫であると同時に、多様な変化に対応できる構造体であるべきです。
釘・金物に頼る短期的・平面的な構造体ではなく、太くて長い柱や梁などで立体的に組み立てた構造体が望まれます。
更に、構造体と内装や設備が分離され、改装や設備の入れ替えが容易であること。
床下や天井の高さ、壁の幅、点検口、水回りの計画配置等、長期にわたる配慮が必要です。
人間の健康維持に定期検診が必要なように、家を長持ちさせるには、経験豊富なホームドクターによる点検をこまめにすることが、余分な費用を倹約する予防策となります。
この記録は、家の性能・品質を客観的に証明し、資産価値もはっきりします。
詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。