子どものこころは不安定ですから、振り子の幅は大きくなると思います。
子どもも親も、どうしても一般化によるフィルターが出来上がります。
記憶によって親のフィルターが出来上がります。
すると、親のことを考えるたびにそのフィルターが邪魔をします。
「まさか、あの人が…」
というのは、その人をフィルターを通してみているということ。
それは、その人との記憶の中で作られた偶像です。
親はこういう人という一般化によってイメージは歪められます。
歪んだイメージが存在することで、記憶を思い出すたびに上書きされます。
すごく良いことを言っているのに、子どもに届くときには歪んでいます。
どうして理解できないのと悩んでいる親には、子どもから見るとフィルターが出来ています。
子どもって、親の背中を見て、勝手に親から学んでいます。
子どもの頃の楽しい記憶も思い出すたびに上書きされていきます。
だから、数年、数十年経過した時には親子の間で記憶がずれることもあります。
すごく楽しかった思い出が、意外と子どもは楽しくなかったということも。
実際に記憶になる時だけで、差があります。
そのうえで、思い出すたびに違う感情が加わりますから。
怒るという行為も同じなんですよ。
子どもの記憶に何が残るかはわかりません。
怒られたことだけなのか、内容が残るのかも。
しかも、思い出すたびに強く怒られたと記憶することも、
逆に思い出すことで納得することもあります。
記憶というのは上書きされるということを知ることは有用ですね。
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