「前倒しカリキュラム」は時代遅れ!?
忘れ去られた地震対策(1)~(3)と偉そうに書いて来ましたが、所詮中学までしか地学教育を受けていない私だと実感させたのはタモリさんです。
NHKの「ぶらタモリ」という番組をご存じでしょうか。タレントのタモリさんが日本全国を旅する番組ですが、その中に地学に関する説明が多く出てきます。地学に関するタモリさんの博識ぶりがすごいので驚きます。ネット情報によりますと、高校の地学授業がとても面白かったそうです。うらやましい・・・
そこで地学研究者たちから絶賛されています。NHK「ブラタモリ」制作チームは日本地質学会などから何度も表彰されたそうです。ただ残念なことに、最近のブラタモリでは、地学に関する内容はほとんど出なくなってきましたが。
さて、現代日本の抱える課題を考えてみましょう。
最近増えつつある地震。ある程度規模の大きい地震が増えてきました。もちろん地学分野です。ただ近年は地理的分野から迫ることも多いようです。確か10年以上前だったと思うのですが、偶然、西村卓也京都大学防災研究所教授のHPにたどり着いて、国土地理院のGPSを利用した測地データを元に山陰地方の地殻変動について研究をされたリポートを拝見しました。当時は確か助教だったような気がするのですが、能登地震の時に教授として活躍されているのを拝見し、地学研究もどんどん変化していくと感じていました。次の一文は西村氏のHPから拝借しました。
『私(西村卓也)は、GNSS(GPS)やInSAR、測地測量等の測地学的手法によって観測された地殻変動データを用いて、日本列島の地下で生じる地震やスロースリップなどの断層運動、マグマの移動などの火山現象、プレート運動などのテクトニクスの理解を深める研究をしています。(http://www1.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/~nishimura/)』
宇宙開発も地学分野。航空自衛隊も航空宇宙自衛隊に名前が変わります。国益をむき出しにした競争が過熱しています。
気候変動も地学分野です。地球温暖化、異常気象など日常生活はもちろん、米作りなど農業分野にも影響を与えています。
レアアースも地学分野が大きな位置を占めています。
日本政府は地学教育に力を入れていただきたいと思います。真剣にこの分野に力を入れ、研究者の層を厚くしないと、将来の日本の発展に問題が起こると思います。


