教科書に無視された水俣病・・・水俣病は、感染症?遺伝病?
これは「忘れ去られた地震対策(3)」の最後に加筆した文章です。
意外に知られていないのが、地質図も同様にネットで簡単に手に入ることです。日本の誇る「産業技術総合研究所 地質調査総合センター(GSJ)」が作成した地質図を簡単に見ることができ、無料でプリントアウトできます。
まず「地質図」と検索してください。「地質図Navi - 産総研」と出てきます。これをクリックすると、画面中央あたりに「地質図Navi を表示:」と出てきますから、これをクリックしてください。そして出てきた地質図を移動拡大して、見たい場所を特定しましょう。次に画面左上に「データ表示」とありますから、ここをクリックして、次に「活断層データ」をクリックしてください。すると赤い線で活断層が表示されます。例えば奈良盆地北東部、東大寺や春日大社があるあたりの赤い線にカーソルを合わせてください。すると「天理活動セグメント」と表示されます。それをクリックすると説明が出てきます。その中の「詳細はこちら」をクリックしてください。ここで「平均変位速度」「単位変位量」「平均活動間隔」の項目にあれこれ書いてある場合は、次に「天理活動セグメント」を検索してください。そして「地震本部」とある記事を見てください。これが「奈良盆地東縁断層帯」の一部であることが分かります。「奈良盆地東縁断層帯(京都盆地-奈良盆地断層帯南部)ではマグニチュード 7.4 程度の地震が発生し、その際、断層の近傍の地表面には段差や撓みが生じ、東側が西側に対し相対的に概ね3m 程度高まると推定される。過去の活動が十分に明らかではないため信頼度は低いが・・・本評価で得られた地震発生の長期確率には幅があるが、その最大値をとると、本断層帯は、今後 30 年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中では高いグループに属することになる。」と書かれています。阪神淡路大震災のマグニチュードが7.3ですから、この程度の地震が起こる可能性があるのでしょうか。安土桃山時代に起きた「慶長伏見地震(1596年)」もこのくらいの地震ですが、伏見城天守閣や方広寺大仏が倒壊していますから、東大寺、興福寺、春日大社など、奈良の文化財が崩壊するかもしれません。奈良公園付近の神社仏閣にお参りするときは、「宝くじが当たりますように」と手を合わせるのではなく、「私がいる間は地震が起こりませんように」とお祈りしてください。
次に奈良盆地の西端から少し北に行って京都府に入ってすぐのところに国立国会図書館関西館があります。ここにも活断層の赤線がありますのでカーソルを合わせると、「佐保田活動セグメント」と出てきます。それをクリックすると説明が出てきます。その中の「詳細はこちら」をクリックしてください。ここで「平均変位速度」「単位変位量」「平均活動間隔」の項目を見ると「更新世後期以降の活動は見られない。」とやる気のない表現が書いてあります。この場合ほとんど動かない断層です。だからこそ、国立国会図書館関西館や国にとって大切な研究所などが建設されているわけです。
次に奈良県と京都府の府県境付近から三重県まで東西に伸びている赤い線にカーソルを合わせてください。すると「島ヶ原活動セグメント」と表示されます。それをクリックすると説明が出てきます。その中の「詳細はこちら」をクリックしてください。ここで「平均変位速度」「単位変位量」「平均活動間隔」の項目にあれこれ書いてありますので、次に「島ヶ原活動セグメント」を検索してください。これが「木津川断層帯」の一部であることが分かります。そして「木津川断層帯」で検索して「地震本部」の記事を見てください。すると「木津川断層帯の最新活動時期は、1854年(安政元年)の伊賀上野地震と推定されます。また、平均的な活動間隔は約4千-2万5千年であった可能性があります。木津川断層帯は、全体が1つの区間として活動すると推定され、マグニチュード7.3程度の地震が発生すると推定されます。この場合、断層の北側が南側に対して相対的に2.5m程度高くなる段差が生じ、右横ずれを伴う可能性があります。」とあり、けっこう強い地震の起こるようですが約170年前、江戸時代末期に活動していますので、当分は活動しないと思われます。だから、この断層に沿ってリニア新幹線が通る予定ですが、問題ないわけです。次に木津川断層帯が動く頃には、「リニア新幹線」などという過去の遺物は博物館に展示されているかもしれません。あるいは人類が絶滅してたりして・・・
また断層が動かなくても危険な場合があります。断層に沿って断層崖(だんそうがい)ができている場合です。断層は岩盤と岩盤がこすれ合っていますから、その断層面はボロボロにくずれています。するとそこは水が染みこみやすくなっています。しかも断層によって急な斜面になっていますから、大雨が降ったりすると断層面に入った水ですべりやすくなり、地滑り、土石流、山腹崩壊を起こします。
くれぐれも、大きな断層付近には、家を建てないようお勧めします。
以上は、2026年5月7日に書き上げた文章です。
2026年7月28日16時27分 「令和8年熊本地震」が起きました。報道されている被害状況を見ていますと、大きな被害が起きているのは断層の真上です。断層から少し離れると、被害は格段に小さくなります。前回の熊本地震の時も同じでした。イオンモール熊本の事故、日本製紙八代工場の事故など今後詳しく検証されると思いますが、基本は一つ。
断層の真上には家を建てないことです。八代市の防犯カメラに偶然映っていた、断層が現れる動画が8月15日に公表されました。こんなことが家の真下で起こったら、たいへんですよね。
また「奈良盆地東縁断層帯(京都盆地-奈良盆地断層帯南部)」ではマグニチュード 7.4 程度の地震が発生すると考えられています。今回の熊本地震のマグニチュードは7.1と発表されていますが、マグニチュードが0.2上がると規模が2倍になりますから、熊本地震の約2倍になる可能性があるということでしょうか。東大寺大仏殿は表から見るとしっかりした建物に見えますが、裏から見るとけっこう貧弱です。すぐそばの正倉院はがっしりした建物ですが・・・(私は近くの歯医者さんに通っている関係もあって、大仏殿の裏を通ることが多いのです。)大丈夫かなあ・・


