簡単な言葉から見える心の在り方
よい育児を追求していく上で、欠かせないことの1つは、
「子どもを知ること」です。
「知る」からこそ、適切な関わりが生まれます。
「知らない」からこそ、大人の都合に偏ります。
さて、その知る方法ですが、いくつかあるうちのわかりやすい点を3つ挙げていきます。
1つは、「笑顔」です。
1つは、「朝の状態」です。
1つは、「食欲」 です。
今回は「食欲」に注目します。
私たちもそうですが、精神的にきつい、様々なトラブルがあるときは
食事に表れますよね。
よく言われる過食症や拒食症もその1つです。
子どもも同じように、元気そうに見えても、大丈夫そうに見えても
食事からその心情を理解することが多くあるんです。
例えばわが子のケースですが、幼稚園の時にお弁当を全然たべてこない日が続きました。
母親は、できる限り好きなものを入れて、嫌いな野菜を減らし、彩りよく楽しめるように、様々な工夫をしてくれました!
私も、母の気持ちを代弁し、「食べてくれると喜ぶよ」とか「作ってくれた人の気持ちを考えて感謝しないと」とか、かっこいい言葉を並びていきます。
でも食べない日が続きます・・・
時に叱ったこともありました。
「どうしてかな」「なんでかな」
「これでもない」「あれでもない」 様々なケースを切り離していくと、1つの答えが見えてきました。
それは「さみしさ」です。
実は上の兄弟はみんな年子でうまれたので、なかなか甘えることができなかったのでしょう。また頑張りすぎたのでしょう。
そこで私たちはもう食べないことを解決しようとせず、出来る限り子ども一人との時間を大切にしていくことを大切にしていきました。
そうすると、少しずつ食欲が戻り、食べるようになりました。
そのように「食事」は、心の状態を表す1つの目安です。
食べないこと、食べさせることが最善の方法ではなく、子どもを理解し、本当の問題に目を向けていくことが、最善です。
食事から、子どもを理解する! 1つのわざとして意識してみてください。
ちゃんと食べますから、満たされると!