宇治田直弘プロのご紹介
高木の維持、管理を専門に手掛け、樹木を守る(3/3)
木は動けない。依頼があればこちらから全国どこへでも駆け付けるのがポリシー
宇治田さんは「樹木を通じて命のあるすべての生き物と、生きられる 環境を守りたい」との思いから、20代後半で樹木医に。プライベートで楽しんでいたツリークライミングを通じてアーボリストの仕事を知り、「これこそ自分が探し求めていた世界」と迷わず飛び込みました。
特に印象に残っているのは、「自宅の敷地にあるケヤキが弱っているので手当てしてほしい」という依頼だとか。
「幹の太さが直径約1メートル、高さ25~26メートルで、樹齢は150~200年ほど。代々受け継いできたとのことでしたが、大きなうろ(穴)が開いて崩壊の前兆がありました」
宇治田さんは新しい株を得るために、高取り法と呼ばれる繁殖方法を採用。樹上で数本の枝に根を生やす処置を施し、ケヤキ本体を伐採した後に苗を植栽しました。無事に根付き、今では高さ3メートルほどに成長しているそうです。
「何とか子孫を残すことができ、お客さまに大変喜んでいただきました。私としてもうれしかったですね」
ポリシーは、問い合わせがあれば全国どこへでも駆け付けること。2019年に開業し、これまでに南は沖縄、北は秋田まで足を運びました。
「樹木は人間と違って動けませんから、こちらから赴かなくては。お手入れについて悩みがおありでしたら、ぜひお声掛けください」と笑顔を見せます。
「新緑や紅葉で私たちの暮らしを彩り、心を癒やしてくれる樹木はかけがえのない存在で、その命を大事に紡いでいかねばなりません。私どもの取り組みに共感してくださる方と一緒に、未来につなげていきたいですね」
(取材年月:2022年9月)
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