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2024年1月の新NISA制度 1年経過後の最新情報
新NISA制度となった2024年1月、当時のコラム↓
新NISA口座開設は〇人に1人!!
さあ、現在はどんな状況になっているのでしょうか。
新NISA口座の利用率
※令和7年5月8日 金融庁HPより 「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」
※内閣府 令和6年度年次経済財政報告資料より
口座開設が可能な18歳以上の成人の約5人に1人がNISA口座を開設。しかし「買付0円口座」として、開設したものの何もアクションを起こしていないケースもみられ、口座は作ったもののどうしていいか分からないのでそのままにしている…そんな悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年齢別には30代が最も多く、40代、50代と続きますが、特筆すべきは「投資経験のある20代が増えた」という事実でしょう。
NISAを含む投資信託のアンケート結果をみていきます。
*以下、2025年3月投資信託協会 「2024年(令和6年)投資信託に関するアンケート調査」より引用

資産運用にあたり、「知識が無い」「損しそうで怖い」「資金が無い」などの理由で踏み出せない方も多いようです。
貯蓄から投資へ…は進んだのか
※内閣府 令和6年度年次経済財政報告資料より
アメリカとの比較では一目瞭然、2024年12月末時点で2230兆円と過去最高を記録した日本の金融資産。このうち、現預金が全体の50%以上を占め、株式、債券、投資信託などがそれに続きますが、リスク回避を望む日本人の現預金が投資に向かう道はなかなか厳しいのかもしれません。
ただし、この「貯金一択」が主流だった価値観は多様化しつつあります。牽引するのはいわゆるZ世代。トランプ政権の関税政策で株価が乱高下している中、約30年ぶりのインフレや、高校で導入された金融教育義務化を背景に、親や祖父母世代の預金第一主義から、株式や投資信託にも積極的にお金を投入する機運が高まっています。
「少子高齢化で、社会保障制度が続くのかも分からないし、老後の年金なんかアテにできない…自分たちで何とかしないと!」そんな言葉も現場では多く耳にします。Z世代はタンス預金よりも投資、リスクはあるのが当然との認識で、お金を貯蓄に回すよりも投資を継続していく…そんな若者が増えているのは心強いこと。とにかく資産運用に必要な”時間”がたくさんあること、若い時から投資行動が継続できることは羨ましい限りです。
まとめ
現預金だけでは毎年価値が目減りするインフレ時代。若い世代を中心に、貯蓄から投資への流れは確実に進行しています。しかし、日本の金融資産の多くを保有するのは高齢者。政府は高齢者に向けたNISA制度を新設するなどの対応策を検討していますが、運用にあたっては十分な知識と理解が必須。
老若男女問わず、資産運用、資産形成にあたっては金融リテラシー向上への努力はマストであり、新NISAをはじめとした各種制度の普及活動や正しい理解、各自の運用目的の明確化、相談体制の強化などといった取り組みを継続して行っていくこと…私たちファイナンシャルプランナー、証券外務員の果たすべき役割は高まっています。
私たちが皆さんそれぞれに合った資産形成のお手伝いをいたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。




