インフレのメリットはあるのか…日本の財政には追い風も、私たちの暮らしは増税苦
自公過半数割れの結果で私たちの生活はどうなる
27日に投開票を終えた衆議院議員選挙、465議席のうち、与党自民公明合わせて215議席と、過半数の233議席を下回る結果。
小選挙区の投票率は53.84%、前回を下回りました。
投票率では、20代が最低となっていることは大変残念に思います。各政党の公約を見ると、減税や積極財政を掲げ、手取り所得を増やすということを第一に掲げているところもあります。
皆さん、緊縮財政、そして”増税”だけは絶対に避けて欲しいですよね…
私たちの暮らし、現在~未来までも左右するかも知れない政治そして経済の状況に、ぜひ自分ごととして興味を持っていただきたいと願います。
総務省・衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移より
この結果、これからの経済にどんな影響があるのでしょうか。
政治混乱が招く <円高・株安>リスク
与党過半数割れとなり、与野党ともに新たな政権の枠組みを探る展開となりそうです。
前回、政権交代→民主党政権が成立した2009年以来、15年ぶりの結果となり、金融市場の安定に配慮して、日本銀行は追加利上げを見送り、静観する姿勢を強めることになりそうです。
不安定な政権運営下では、政治不安が高まり、円高&株安リスクを招くため、日本経済にとっては、輸出企業の収益悪化、経済成長の鈍化、外国人投資家の売りなどの悪影響が心配されます。
貯蓄から投資へ…と、新NISA拡充から始まった2024年もあと残り2か月。
経済のみならず、安全保障面でも様々な不安要素が山積ではありますが、私たちは未来の自分への仕送りとしての資産形成を、今日も淡々と続けていきましょう。